ブログの新規登録作業は1件50円〜100円!


この記事の所要時間: 110秒 〜 210秒程度(804文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
Lancersというサイトがあります。
このサイトでは、仕事をお願いしたい人と仕事をしたい人をマッチングするサービスが提供されています。依頼主から仕事の内容と依頼金額が提示され、その仕事をやりたい人が手を上げるシステムです。取引される仕事はさまざまで、会社のロゴ作成、サービスのネーミング、データ入力のサポートなど多岐にわたります。
 
ここで驚くのが「誰でもできます」な仕事の相場の安さです。
例えば、無料ブログに新規登録する作業などは1件あたり50円〜100円で取引されています。50円で計算するなら、1件の登録に5分掛かるとして時給600円の仕事です。その価格設定で引き受ける人がいるのなら、他人がどうこういう筋合いのものではありませんが、なかなかびっくりする安さではないでしょうか。
 
仕事を依頼する側の立場で考えれば、たった1万円で200個のブログがつくれることになります。できあがったブログに片っ端から自分のホームページへリンクを貼れば、ページの評価が向上するのは間違いないでしょう。スマートなやり方ではないですし、倫理的に云々という問題はありますが、こういう手段を取ろうという人がいるのはまったく不思議ではありません。
 

photo credit: 写真素材 足成 photo credit: 写真素材 足成

 
さて、この価格設定を見て考えてしまうのが人材のコモディティ化という問題です。
人材についても(大衆化されたモノと同じように)他者との差や違いが不明瞭になった場合は、その単価が下がるのは必至なのです。「誰でもできます」な仕事をしていたのでは厳しい未来しか待っていません。
 
近ごろ思うのは中小企業診断士という資格だけではコモディティではないかということです。自分のスペシャリティを明確にして、そこに集中しなければならないと改めて思った次第です。

生き生きした女が美しいのなら、生き生きした豚は・・・


この記事の所要時間: 110秒 〜 210秒程度(795文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

生き生きした女が美しいのなら、
生き生きした豚はただ肥っているだけじゃないか

これは作家・橋本治さんのエッセイのタイトルです。このエッセイを読んだのは数十年前のことで内容は一切覚えていないのですが、強烈なタイトルだけが頭に残っています。
 
この言葉で思うのは、「ある特徴(生き生きした)が導く結果(美しい/太っている)は主体(女/豚)によって違う」ということです。成功している人や企業の真似をすることはとても有効な手段ですが、常に我彼の差を意識しなくてはなりません。女と豚なら誰でも結果が違うことはわかるでしょう。でも、自分や自社のことになるとわからないものです。同じ特徴さえ持てば同じような成功につながると考えてしまいます。ソニーとアップルの違いはわかっても、自分とスティーブ・ジョブズの区別は付かないのです。
 
Facebookを使って成功している企業がたくさんあります。では、Facebookを使った企業のすべてが成功するでしょうか? もちろんそんな筈はありません。元々持っている企業の力、Facebookの導入方法などによって結果はまったく違います。誰でもそんなことはわかっているのでしょうが、「〇〇を使って業績向上」という言葉が持つ甘美な響きに人は弱いものです。自社に合っているかを棚上げにして、新しいことについつい手を出してしまった経験はどの企業にもあるのではないでしょうか。
 
もちろん、成功する企業もあるのですから「何でもやってみる!」という考え方もあるでしょう。でも、企業の経営資源は有限です。何をやるかの取捨選択が必要になります。おいしい話があったときは、ぜひ、この強烈な警句「生き生きした女が美しいのなら、生き生きした豚はただ 肥っているだけじゃないか」を思い出していただきたいと、考えました。

あなたのKloutスコアをご存知ですか?


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1088文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
まだまだあまり一般的ではありませんが、Kloutというスコアがあります。
これはソーシャルメディア上での影響力を示すスコアの一つで、Klout.comにTwitterもしくはFacebookのアカウントでサインインすれば自分のスコアも他人のスコアも見ることができます。佐々木のKloutスコアはまだまだかなり控え目の17点です。

Kloutスコア

 
さて、数日前になりますが、こんな記事がありました。

Kloutのスコアが40以上だとサンフランシスコ空港のVIPラウンジが無料で使える ー キャセイがキャンペーン開始|TechCrunch JAPAN

 
Kloutスコアが高いと優遇を受けられるサービスです。記事にある通り「企業がKlout指数をマーケティング上有用だと気づき始めていることの表れ」なのでしょう。高Kloutの人がこのサービスに満足してその経験を発信すれば低Kloutの人と比べて影響が大きいのですから、この手のサービスが登場するのは当然といえば当然です。
 
このとき連想したのがアメリカで使われているクレジットスコアです。
クレジットスコアはクレジットカードの利用履歴等を点数化したその人の信頼をあらわすスコアで、アメリカではクレジットカードの審査以外にも使われるようになっています。クレジットスコアが低いために就職試験に落ちたとか、クレジットスコアが高いと損害保険の掛け金が安くなるとか、なかなかエグい使われ方もされています。要は「お金の管理がいい加減な人は他の面でもいろいろ問題があるだろう」という考えで利用範囲が広がっているようです。「そうだろうなぁ」とは思いますし、“政治的に正しい”企業は統計的な裏付け等を取って正当化しているでしょうが、審査される側の立場で考えると文句の一つも言いたくなる代物です。Kloutについても同様の広がりが発生する可能性は否定できないように思います。
 
さて、「Kloutスコアやクレジットスコアの流用はけしからん」と言うことは自由ですが、残念ながらそれで何かが変わるとも思えません。現実的に考えるのなら、こういうスコアがあることを知った上でスコアを高める工夫をした方が有効でしょう。検索してみたところ、どうやらスコア向上のための手練手管もあるようです。
 
佐々木としては、まずはテクニックに頼らずおもしろくて価値があるツイートをすることでKloutスコアを上げたいと考えています。
皆さんもスコアのチェックだけでもしてみたらいかがでしょうか。

なぜ家電メーカーは赤字なのか?


この記事の所要時間: 040秒 〜 140秒程度(590文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
インターネットを徘徊していると、たまにドキッとするほど雄弁な画像を見ることがあります。
 

photo credit : 涙目で仕事しないSE photo credit: 涙目で仕事しないSE

 
これは涙目で仕事しないSEで「なぜ家電メーカーが赤字なのか一目でわかる画像」として紹介されていた画像です。日常的に使っていた多数の電子機器が、アプリケーション化によって一つのガジェットに統合されたことが一目瞭然にわかります。このことが家電メーカー赤字の原因のどの程度を占めるかはわかりませんが、刺激的でいろいろなヒントを貰える画像であることは間違いありません。
 
こういうメッセージ性の強い画像には大きな魅力を感じます。
この画像のメッセージ(の一部)と同じ内容は、スマートフォンの売上増加と各種電子機器の売上減少をグラフ化すれば表せますが、それは人の心に響かないどこにでもある1枚のグラフになってしまいます。もちろん、グラフや図表のつくり方にも技術があり、工夫次第でメッセージ力を上げることはできます。しかし、ここまで雄弁な1枚をつくることはできないでしょう。
 
プレゼンテーション等でこういう画像を積極的に使いたいと思うのですが、問題は自分ではつくれないことです。こんな気が利いた画像は無理だとしても、多少でもメッセージ性の強いスライドをつくりたいものです。

戦略は3要素で考えよう!


この記事の所要時間: 030秒 〜 130秒程度(488文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
ビジネスの場においては、何ごとも戦略的に考えることが求められます。
しかしながら「戦略」という言葉の定義が多様かつ曖昧なため、具体的に何を考えればいいのかわからなくなる場合も多いようです。
 
そんな状態に陥らないためにオススメなのが戦略コンセプトのABCです。このフォーマットでは戦略のコアとなる3要素だけを考えます。戦略を実行するにはさまざまな事柄を検討する必要があるのは当然ですが、まず中核部分をしっかり固めることが重要です。
 

戦略コンセプトのABC
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このフォーマットのポイントは「信じる理由」を書き出すところです。
「消費者にとってその便益が重要なのはなぜか?」と「この商品でどうしてその便益を提供可能なのか?」を考えます。この部分が消費者に伝えるメッセージにあたります。消費者を説得できる「信じる理由」が思い浮かばないのなら、まだまだコンセプトの詰めが甘いと自覚し、さらなる熟考をすることが必要でしょう。
 
簡単なフォーマットですが、その効果は絶大です。ぜひご活用ください。