「5年で2倍」に必要な年間成長率は何%?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1886文字)


ニュースやビジネス資料でよく見かける「成長率」という言葉。言うまでもなく、ある数値が一定期間にどれだけ増加したかを示す指数のことだ。多くの場合、1年前と比べた前年比、前年同月比などが使われるが、たまに「N年でX%成長」という表現が出てくる。これまでの成長にせよ、これから予定する成長にせよ、「少し長い目で見て欲しい」ということなのだろう。
 
ただ、「長い目」の意図はわかっても、複数年の成長率はわかりにくく、伝わりにくい。「1年でY%成長」と違って、「N年でX%成長」はピンと来ないという人も多いだろう。数字を雰囲気でそのまま受け入れてしまう人も多いようだ。ここで問題なのが、数字の意味を理解せずに記憶しても役立たないところ。「N年でX%成長」にだまされない(?)ためにも、「1年でY%成長」にかみ砕いて理解することを、オススメしたい。
 

credit: Tumisu via pixabay

 
続きを読む

スパムメールのお値段は?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1812文字)


インターネットでの情報流出は数あれど、先日、その極め付きのような事件が起きた。何と、今回情報を流出してしまったのはスパムメールを送りつける側のスパマー業者。普段は流出したメールアドレス等を使ってスパムを送るスパマーが、みずから情報流出したのだから世話はない。間違ってパスワードなしでアップロードしたデータベースには、13億件以上のユーザー情報があったという。13億件は約35億人と言われる世界のインターネット人口の4割弱に相当。重複等もあるだろうが、なかなかインパクトのある数字だ(参考:スパム業者がバックアップミスでデータベース全公開、13億件以上のメールアドレスを持ち1日に数億件のスパムを送りつけ荒稼ぎする実態が判明|GIGAZINE)。
 
さて、この事件で特徴的なのは、個人情報以外にもHipchatログ、詳細な会計情報、ビジネス計画、ビジネス上の提携先情報などが流出したところ。そして、その中で特に興味を引かれたのが、お金にまつわる部分。今回の流出で、はからずもスパムメールのお値段がわかってしまったのだ。
 

Photo credit: Dick Thomas Johnson via Foter.com / CC BY

 
続きを読む

プレミアムフライデー、実施はたった120社?


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1791文字)


先月の最終金曜日(2017年2月24日)から、プレミアムフライデーがスタートした。その効果を疑問視する声もあったが、売り手側の大手百貨店は「前年2月の月末金曜日(26日)対比で4社ともに売上高が伸びた」とのこと。これを「一定の効果」と評価しており、売り手側のプレミアムフライデーはしばらく継続しそうだ(参考:大手百貨店、プレミアムフライデーは「一定の効果」 継続へ|ロイター)。
 
一方、この消費喚起キャンペーンで気になったのが、記事の見出しにもした「120社」という数字。買い手側である消費者に、早帰り等でいつもより多くの時間を与えた企業はこれしかなかったというのだ。自分が最初に見たのはスポーツニッポンのプレミアムフライデースタートも…早帰りは120社程度にという記事だった(強調は筆者)。

〔略〕
この取り組みが広まれば、個人消費を押し上げる効果も期待されるが、早帰りや休暇取得の推奨など特別な対応をしたのは大企業を中心に一部にとどまった。経済産業省によると、プレ金に参加できるよう早帰りなどの対応をした企業は120社程度とみられる。

 
「あれだけ騒いで、早帰りを実施したのはたったの120社?」というのが、最初に思った正直な感想だ。しかし、よく考えると、この数字には「含み」がある。120社という数字を、そのまま真に受けてはいけないのだ。
 

Photo credit: klipsch_soundman via Foter.com / CC BY-SA

 
続きを読む

『小学8年生』のターゲットは何年生?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1857文字)


奇抜な誌名で話題を集めた『小学8年生』が、先日、いよいよ発売となった。定価980円(税込)で、付録は「手作りチョークと黒板ノート」。注目コーナー「まんがで読む人物伝」には、アメリカのドナルド・トランプ新大統領が登場しているという。
 
この新雑誌『小学8年生』のターゲットは、小学1年生から6年生とのこと。『小学8年生』の「8」は、電卓などでよく見る角張った長方形の数字のイメージで、7本の棒のオン/オフで1〜6のどの数字にでもなるというわけだ。小学館の学年誌は、『小学二年生』が休刊になり、残るは『小学一年生』のみ。学年に対応する学習雑誌がなくなった小学生を、幅広く取り込もうという狙いだろうか。
 
さて、ターゲットを小学1年生から6年生までとすることで雑誌の対象となる人数は増えるが、その一方でターゲットの絞り込みが甘いのも確か。この欲張りなターゲットは、やや無理があるように思われる。1年生と6年生では、学力に大きな差があり、興味を持つものもかなり違うからだ。『小学8年生』は、普通に考えれば「フリーサイズは誰にもフィットしない」になってしまう。では、『小学8年生』の真の狙いはどこにあるのか。今回はこれについて考えてみる。
 

Photo credit: BONGURI via Foter.com / CC BY-NC-ND

 
続きを読む

Twitterのフォロワーを簡単に増やす方法


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2102文字)


ドナルド・トランプ大統領は、Twitterのアカウントを2つ持っている。1つはアメリカ合衆国大統領としてのアカウント(President Trump/@POTUS)、もう1つは以前から使っている個人としてのアカウント(Donald J. Trump/@realdonaldtrump)だ。フォロワー数は、前者が1520万アカウント、後者が2460万アカウント(2017年2月12日現在)。トランプ大統領が一言つぶやけば、それぞれこれだけの人たちにメッセージが直接届くことになる。
 
フォロワーが多ければたくさんの人にメッセージを伝えられるため、フォロワー数がその人のインターネット上の影響力をあらわしていると見られることもある。フォロワーが100のアカウントと10000のアカウントでは、影響力が100倍違うという考え方だ。もちろん、実際の人間の影響力はこんな単純な数値ではかれるようなものではないが、フォロワー数を誇る人がいるのも間違いない。フォロワー数が増えれば嬉しいし、減れば悲しいというのもわかる気がする。
 
さて、なかなか増えないフォロワーを簡単に増やす方法があるといったら、どう思われるだろうか。そんな馬鹿なという声も上がろうが、何てことはない。欲しいものがあれば買えばいいのだ。そう、今の時代、Twitterのフォローワーも商品になっている。
 

credit: Eliens via pixabay

 
続きを読む