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加藤一二三の珍訳はなぜ起きた?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2085文字)


先日、自動翻訳で「ポケモンGO」が「ポケモン行きます」になる事例の記事を書いたが、今度の被害者は将棋の加藤一二三九段だ。

※画像は日本将棋連盟ホームページをキャプチャー

※画像は日本将棋連盟ホームページをキャプチャー

新しくなった日本将棋連盟ホームページの棋士データベースの英訳がこれ。「一二三」が英訳されてしまい「Kato, one hundred twenty-three」になっている。誤訳と言うか、珍訳というか。自動翻訳が固有名詞の部分までもを対象としてしまい、残念な結果を招いているようだ。
 
なぜ、このようなことが起きたのか。自動翻訳の精度の問題といえばそれまでだが、実はこの珍訳を招いた最大の原因は意思決定にある。つまり、なぜこのような自動翻訳にゴーサインを出してしまったのかということ。今回は、これを考えてみたいと思う。あくまで、一般論として推測する。
 

credit: stevepb via pixabay

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娯楽の王様はテレビではなく動画だった!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1702文字)


2016年は「動画元年」だという。2014年も2015年も「動画元年」だったように思うが、そんな細かなことは気にしても仕方がない。動画に期待や注目が集まりながらも、その力をまだ存分に活かしきれていないというのが妥当な現状認識だろう。
 
とは言え、動画元年の影響は既にデータにあらわれている。通信機器大手・エリクソンが発表したレポートによれば、動画がモバイルデータ通信量に占める割合は2015年で約50%になっているというのだ。更に、2021年には、動画に使う通信量は2015年の10倍となり、モバイルデータ通信量の7割を占めるまでになるという(参考:世界のモバイルデータ通信量、21年までに10倍に=エリクソン|Reuters)。その力を活かしきれているかは別にして、動画がインターネットでたくさん見られているのは間違いない。
 
このデータから感じるのは、人は動画好きだということ。テレビの衰退が言われているが、そこで流されている「動画」は人気者のままなのだ。テレビと動画の関係は、「ドリルと穴」なのかも知れない。
 

ビデオ

credit: geralt via pixabay

 
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年賀はがきのお年玉を10万円にしても・・・


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1780文字)


年賀はがきの「お年玉」が大きく変わるらしい。1等賞品は過去最高の現金10万円「年賀状離れを食い止める狙い」だという(参考:年賀はがき10月29日発売 お年玉くじ過去最高10万円|共同通信)。
 
さて、お客を現金で釣るようなこの企画。
魅力的に見えなくもないが、注力するポイントを間違えているように思えてならない。年賀はがきの1等商品を10万円にしても、あまり勝算はないだろう。
 

年賀状

Photo credit: norio_nomura / Foter / CC BY-SA

 
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Appleが「楽曲の所有」を葬り去る?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1818文字)


Appleが提供するメディアプレーヤー・iTunesが新しくなった。最新のiTunes 12.2はバージョン番号ではマイナーアップデートとなるものの、Apple Musicに対応するという大展開。アイコンの色も、赤のベタ塗りに白音符から白地に赤、青、紫の『あまちゃん』風の配色に変わり、大きな変化が起きたことを知らせている。
 

 
iTunesのアイコンは時代とともに変わってきており、過去にはメッセージ性がうかがえる変更もあった。アイコンの色については単色が長く続いていて、複数の色が混ざるのは2001年の最初のバージョン以来(参考:iTunesアイコンデザインの歴史 2001-2014 【歴代まとめ】 iTunes icon design|GINAZINE)。この配色に意味を取るなら、iTunesのカラフルな新アイコンはAppleの原点回帰の姿勢のあらわれかも知れない。
 

音楽

credit: iTenz via pixabay

 
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人はApple Watchを買うんじゃない!


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1741文字)


スティーブ・ウォズニアックはApple Watchを持ってないらしい。古くからのAppleファンにとってはショッキングなニュースだが、実はどうということのない話。既に(社員割引で)Apple Watchを注文したものの、ウォズの手元にまだ到着してないだけとのこと。Appleの新製品といえば店舗にできた行列の先頭にウォズがいるのが恒例だったが、Apple Watchの販売形態ではこれができない。「行列をつくらせない」というAppleの新方針(?)が、思わぬ影響を及ぼした訳だ(参考:ウォズニアックはApple Watchを(まだ)持っていない|ギズモード・ジャパン)。
 

Apple Watch

credit: charlie0111 via pixabay

 
Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックは、一部の人にとってアイドルのような存在だ。伝説のエンジニアであるウォズが、Appleやその他の会社の新製品にどのようなコメントをするのか楽しみにしている人も多いだろう。大所高所からのしがらみがない発言には、しばしばハッとさせられるものがある。
 
今回について言えば「You don’t buy a watch. You buy a band(人はApple Watchを買うんじゃない、バンドを買うんだ)」という部分が凄い(原文は「Apple Watch」ではなくただの「watch」だけど・・・)。あくまでシャレで言ったようだが、なかなか核心を突いている。
 
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