タグ : ビッグデータ

データ活用にもマーケットイン発想を!


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2049文字)


マーケティングに、プロダクトアウト、マーケットインという二つの考え方がある。ザクッと言えば、プロダクトアウトは「つくれるものを売る」アプローチ、マーケットインは「売れるものをつくる」アプローチ。前者を供給側(企業)中心の考え方、後者を需要側(消費者)中心の考え方と捉えることもできるだろう。企業が持つシーズ(ビジネスの種)を起点とするプロダクトアウトに対して、マーケットインは消費者が持つニーズ(欠乏感)を起点とする。当然ながら、マーケティングにおいてはマーケットインをオススメすることが多い。
 
ただし、この二つの考え方は、常にいずれか一方が正しいという性格のものではない。市場を取り巻く環境によって各アプローチの成功率は変化するので、両者をうまく使いわけることが求められる。現実には、プロダクトアウトとマーケットインをミックスしたようなアプローチとなることがほとんどだ。それぞれの特徴を理解した上で、プロダクトアウトが行き過ぎたらマーケットインの視点で見直し、マーケットインの視点が行き過ぎたらプロダクトアウトの視点で見直す。どちらが有効化を議論するより、両者を補完的に扱うのが成功への近道だと思われる。
 

成功

credit: FlashBuddy via FindCC

 
これらの考え方はデータ活用にも応用できる。データ活用においても、同じように二つの立場で考えることが有効なのだ。「つくれるデータを活用する」プロダクトアウト発想のアプローチと、「活用できるデータをつくる」マーケットイン発想のアプローチ。データ活用の作業の流れを考えたとき、その上流と下流のどちらをスタート地点とするかは、シーズとニーズの関係に近いと言えよう。そしてデータ活用は、プロダクトアウトとマーケットインの特徴を踏まえてうまく使いわけることで、より強力なツールになる。
 
続きを読む

ワールドカップと水道とビッグデータ


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1356文字)


FIFAワールドカップブラジル大会が開幕した。
自分の場合、サッカーには一切興味が無いが、気になることが一つある。それは、ハーフタイム中や試合終了直後の水道網の水圧低下問題。トイレ使用が集中して水の使用が増えると、水圧のコントロールが難しくなり、最悪、水が出なくなる可能性もあるというのだからおもしろい(?)。
 

トイレ

credit: Eisbäärchen via FindCC

 
続きを読む

ソチ五輪で一番盛り上がっている国は・・・


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(2014文字)


2014年ソチ冬季オリンピックが始まった。4年に一度の冬の祭典。楽しみにしている人も多いのだろうが、その盛り上がり具合はいまいち捉え難い。盛り上がっている人もそうでない人もいるため、どのくらいの盛り上がりかがわからないのだ。
 
そんな中、ITmediaニュースの記事で紹介されたソチ五輪の特設ページが目を引いた。このページでは、「ソチ五輪に関する世界中のツイート数を可視化」しているという。ページはグラフ作成ツール・Datawrapperにあり、記事にあるように「Twitterが公開した」ものなのか、誰かがTwitterのデータを使って作成したものなのかは自分には確認できなかったが、そこさえ気にしなければなかなかおもしろいページに見える。
 

Photo credit : Sally Mahoney / CC BY-SA

Photo credit : Sally Mahoney / CC BY-SA

 
続きを読む

映画『ロッキー』もデータ化できる!?


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2195文字)

※画像はビジュアルシンキングより
※画像はビジュアルシンキングより

 
これはビジュアルシンキングで紹介されたRocky Morphologyというインフォグラフィックだ。映画『ロッキー』シリーズの各作品について、内容を時間軸で「闘い(赤)」、「トレーニング(青)」、「会話(灰色)」など6つの要素に分類している。パッと見ただけでも、どの作品も最初と最後に闘いのシーンがあること、トレーニングのシーンは1作目だけが長いこと、6作目で1作目や2作目のような単純な構成に戻ったことなどが読み取れる。
 
このインフォグラフィック、実はこれを制作したFathom Information Designのホームページでなら、もっと楽しめる。時間軸上にある下向き三角を動かすことで、そのシーンのサムネイル画像を見ることができるのだ。正しく「動くインフォグラフィック」。もはやインフォグラフィックの域を超えており、データを使ったエンターテイメント作品とも言えるだろう。
 
さて、この『ロッキー』のインフォグラフィックは、その見掛けもさることながら「データ化の方法」にユニークさがある。「どんなものでもデータ化できる」、「データ化さえすればいろいろなことがわかる」といった考えを後押ししてくれるようだ。
 

Photo credit : DolfinDans / CC BY Photo credit : DolfinDans / CC BY

 
続きを読む

ビッグデータは素材が命


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1707文字)


WIRED.jpでビッグデータを活用したおもしろい動画が紹介されていた。Foursquareの1年分のチェックインデータを地図にプロットしたもので、東京、ニューヨーク、ロンドンなど大都市の1日24時間の人の流れがわかるようになっている。
 
例えば、東京はこんな動画だ。

 
さて、不思議なことに、この動画を紹介する記事(Foursquareのチェックイン・データが描く、美しい都市マップ(動画))にビッグデータという言葉は登場しない。しかし、これはまぎれもなくビッグデータ活用の好事例と言えるだろう。なぜなら、何ら余計な手を加えず、上質のビッグデータを使って素材を活かす加工をしているからだ。
 

Photo credit : nan palmero / Foter / CC BY Photo credit : nan palmero / Foter / CC BY

 
続きを読む