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「Ustream終了」は世紀の大誤報!?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2103文字)


先日、「Ustream終了」というニュースがあった(参考:「Ustream」ひっそりと終了|ITmedia)。参考に挙げた記事以外にもニュースはいくつもあったので、見かけた人も多いだろう。「とうとう看板を下ろしたか」とは思ったが、IBMによるUstream買収のニュースを知っていたため、驚きはない。既存コンテンツをどうしたのかは気になったが、正直そこまでの興味はなく、「お疲れさん」くらいの気持ちでニュースを読んでいた。
 
驚かされたのは、後日、Ustreamがまだやっているのを知ったときの方。「Ustreamで生中継!」というツイートを見て、「終わったんじゃないの?」と思ったが、一応見てみたところ普通に配信していたという流れだった。終わったと報じたものが今も続いているのだから、「Ustream終了」は世紀の大誤報(!?)と言ってもいいだろう。
 

 
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Yahoo!が新ロゴ! やはり日本はガラパゴス?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1309文字)


Yahoo!のロゴが新しくなった。
これに伴い30日間続いた日替わりロゴは終了。アメリカをはじめとする各国のYahoo!のページでは、既に新しいロゴが使用されている。新ロゴはこんなデザインだ(参考:米ヤフー、新企業ロゴを発表|CNET Japan)。
 

photo by YAHOO! photo by YAHOO!

 
さて、皆さんはYahoo!のロゴ変更をお気付きだろうか。知らなかった人が多くても無理はない。なぜなら、日本のYahoo!のロゴはまだ変わっていないからだ(日本時間2013年9月6日正午現在)。
 

Photo credit : JD Hancock / Foter / CC BY Photo credit : JD Hancock / Foter / CC BY

 
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読めない名前じゃ伝わらない!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1644文字)


人はモノの名前を知ると安心する。
バズワードまがいのビジネスの新概念でも名前を聞くとわかった気になるし、新商品のイメージも名前を知る前と後では大違いだ。一方、会議などで相手の顔と名前が一致していないと不安になるし、名前さえ知らないモノについて説明するのは難しい。程度の差こそあれ、誰でも似たようなことはあるだろう。概念でも、商品でも、人物でも、名前を知ることの効果・効用は大きい。
 
文字の並びがわかっていても読めない、読み方に自信が持てない名前は、隔靴掻痒の感がある。知っているといえば知っているのだが、何だか手応えがない感じがする。最近、GIFの読み方は「ギフ」ではなく「ジフ」が正しいというニュースがあったが、これなど最たる例と言えるだろう(参考:「GIFファイル」の正しい読み方は? 論争に終止符か|CNN.co.jp)。日ごろから目にしている拡張子なのに、読み方がはっきりしないせいで“気持ちが悪い”状態が続いていたのだ。少し大袈裟だが、名前が決まった(?)だけで何かすっきりしたように思えてくる。
 
名前の読みは難しい。Linuxが「リナックス」なのか「ライナックス」なのかは未だによくわからないし、ASUSはつい先日「エイスース」に決まるまでは「アサス」、「エイサス」、「アスース」などとさまざまに呼ばれていた。
 
インターネットで目にしていても口には出さない言葉が多くなることで、読めない名前が増えている印象がある。そして、名前が読めないことの弊害は大きい。“気持ちが悪い”だけでなく、口コミで伝わりにくいと考えられるからだ。
 

photo credit : aquopshilton via photopin cc

photo credit : aquopshilton via photopin cc

 
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ジェネリック家電が売れる時代の原点回帰


この記事の所要時間: 440秒 〜 540秒程度(2579文字)


ジュネリック家電が売れているという記事があった。
 

今、“ジェネリック家電”が注目を集めている|週プレNEWS
特許が切れた医薬品(先発医療品)と同じ成分で別メーカーが作る薬を、ジェネリック医薬品(後発医薬品)という。効き目は同じなのに価格が安くなるため、最近は医師の処方にジェネリックを希望する人が増えている。これと似たような流れが、家電業界でも起こっているのだ。

家電製品の世界でも、あまり名を聞かないメーカーが製造する激安商品なのに、有名メーカーの人気商品に負けない性能を持つものが数多くある。〔略〕

テレビやHDレコーダーなどのAV機器やタブレットなどのITデバイスのほか、日常生活に欠かせない白物家電でも評判が広まりつつあるジェネリック家電。上質の製品を見極める目があればお金をかけずに生活向上できるだけに、ポイントを押さえて賢く使いたいものだ。

 
ここでジェネリックは「一般名称で販売される」「ノーブランド」の意味。ジェネリック医薬品と同様、「効き目は同じなのに価格が安くなる」ジェネリック家電が注目を集めているというのだ。記事では、家電量販店と家電メーカーの力関係に注目しているが、マーケティング視点で考えるとポイントは少し違ってくる。重要なのは、「最新機能が豊富なブランド家電」と「基本機能を抑えているジェネリック家電」の違いが、消費者に届いていない点だ。
 
現代においてマーケティングを考えるとき、消費者がマーケティングを知っていることを前提にする必要がある。マーケティングが導入された初期の時代と違って、うぶな消費者はほとんどおらず、多くの消費者は企業のマーケティング活動をさめた目で見ている。「またやってるよ!」の類だ。今どきの消費者は、メーカーが必要のない機能を追加することで商品価格を吊り上げようとしていることを知っている。商品の機能が増えたことを素直に喜ぶほど、消費者は単純じゃない。
 
そして、この記事を読んで感じるのは、手だれの消費者が「最新機能が豊富なブランド家電」と「基本機能を抑えているジェネリック家電」の違いに見向きもしなくなっている実態だ。メーカーが売り文句にする追加機能の多くがほとんど役立たないことに見抜いていて、そのことを隠そうともしない消費者像が見えてくる。
 
そんな時代にこれまで通りの戦略を実行しても、勝ち目がないのは自明と言えよう。
では、企業はどうしたらいいのだろうか。
 

photo credit : Magic Madzik via photopin cc

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ピンクのクラウンはどこに向かう?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1929文字)


昨年末、トヨタから14代目となる新しいクラウンが発表された。
「新型クラウンは、デザインに徹底的にこだわった」との言葉通り、今までのクラウンとは趣きの違うかなりインパクトのあるデザインだ。フロント部分の大きな王冠も特徴的だが、それより何よりあのピンクのクラウンに驚かされた人も多かっただろう(参考:王冠大きく、デザイン2種類 全面改良14代目クラウン|朝日新聞)。
 
このインパクト抜群の新しいクラウンは、多くの注目を集めている。
他の新車との比較は難しいものの、ニュースサイトの取り上げ方、Googleでの検索数の推移を見る限り、話題性があるのは間違いないようだ。
 
新商品を発売するとき、話題づくりは欠かせない。
商品を買ってもらうためには、まず注意や関心を集めることが必要だからだ。その意味で今回の新型クラウンの立ち上げは成功と言えよう。
 
しかし、話題づくりには「良い話題づくり」と「悪い話題づくり」がある。
そして今回の新型クラウンの話題づくりは後者、すなわち「悪い話題づくり」のように思えてならない。「ピンクのクラウンはどこに向かう?」と、その迷走ぶりを心配するのはその所為だ。
 

photo credit : #patrick via photopin cc

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