タグ : 顧客志向

季節の話題を先取りしたいなら・・・


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1727文字)


定期的にブログを更新していると、だんだん書くことが無くなり、テーマ選びに困ってくる。いわゆるネタ切れというやつだ。いつか書きたいと思っているテーマはたくさんあっても、きっかけがないとなかなか手を付ける気にならない。しまいには、記事を書くことよりもテーマを決めることの方が難しいとさえ思ってしまう。
 
そんなときに便利なのがYahoo!プロモーション広告の公式ラーニングポータルだ。このページの検索トレンドには、それぞれの時期によく検索される単語が掲載されている。ここから季節の話題をピックアップし、それと書きたいテーマを関連付ければ、スムーズにテーマ選びができることになる。
 
しかも、この検索トレンドは二重の意味で先取りだ。
まず、人は何かを行なう前に検索をするため、9月のトレンドに「ハロウィン」や「七五三」が入っている。その上、このページでは検索トレンドを2か月以上前にに公開するので、二重の先取りとなる訳だ。今なら、最新の検索トレンドは2013年11月に検索されるキーワードとは?。既にクリスマスの話をしている。今、クリスマスを取り上げるのは間抜けだが、そろそろ準備は必要ということだ。季節の話題を先取りしたいなら、Yahoo!の検索トレンドの活用をオススメする。
 

Photo credit : kevin dooley / Foter / CC BY Photo credit : kevin dooley / Foter / CC BY

 
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ヤマト運輸、お客が得するIT活用でコスト削減


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1885文字)


ヤマト運輸の宅急便がまた便利になった。
荷物を受け取る前に配達日時を変更できるようになったのだ。インターネット通販等で買物をすると、多くの場合、事前に自分の荷物の伝票番号がわかる。これを使って事前に配達日時を指定すれば、余計な手間が省けるという訳だ(参考:ヤマト運輸、荷物受け取り前に配達日時を変更可能に|ITpro)。ヤマト運輸の担当者が言う通り、「受け取る方が荷物を待ったり、不在通知票をやり取りしたりするストレスを軽減」できるサービス。この記事についてのツイートが概ね好意的なのも当然だろう。自分も次は早速使いたいと思った。
 
さて、この記事。
利用者視点で「便利になった」と読むだけでは勿体ない。ヤマト運輸の視点で考えるてみると、また別の一面に気付くことができるのだ。この事例からは、IT活用のお手本が見えてくる。
 

photo credit : Nemo's great uncle via photopin cc

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3社乗り継ぎ切符なんていらない!


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1909文字)


東急東横線の副都心線、東武東上線、西武池袋線への乗り入れについて、3社乗り継ぎ切符(以下では【3社切符】)が買えないという記事があった(参考:川越→横浜、電車は直通でも…3社またいで買えない切符|朝日新聞)。「3社以上連続の切符は購入できないため、〔川越等から〕横浜に行く場合は乗り越し精算が必要」との指摘だ。
 
記事の見出しや内容から読み取れるのは、「せっかく便利になったのに不便な点が残っている」「まだまだ企業努力が足りない」という論調だ。しかし、よく考えてみて欲しい。【3社切符】を買えないことは本当に悪いことなのだろうか。
 

 
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「ものづくり」を成功させるには・・・


この記事の所要時間: 450秒 〜 550秒程度(2626文字)


最近、ものづくりという言葉をよく見掛ける。
日本のものづくりは素晴らしく、これを復活させることで日本を立て直そうという文脈が多い。
 
雇用不安、産業空洞化など現在の日本が抱える問題を解決する方策として、ものづくりに期待が集まるのは当然だろう。国内の製造業が元気になれば、たくさんの労働者が必要になり、多くの富が生み出される/分配されるという考え方は、長いこと広く信じられてきたからだ。
 
とは言え、ものづくり偏重の考えに強烈な違和感を覚えるのも間違いない。
過去のものづくりでの成功を引き合いに、今でもものづくりさえすれば成功できるという単純化された議論を見受けるが、本当だろうか。多くの場合、「日本の技術力が優れている」ことを論拠とするが、にわかに信じ難いものがある。ものづくりを神話化して、思考停止に陥っているように見えるのだ。【ものづくり → 素晴らしい】の安易なカテゴリー適用法に思えてならない(カテゴリー適用法について詳しく知りたい人はカテゴリー適用法に気をつけろ!を参照のこと)。
 
日本の技術力が高いことは間違いないにしても、今の時代、他国の技術力も充分高い。最先端の部分を別にすれば、日本ほどの高い技術力がなくてもつくれるものはたくさんある。そして、このような労働集約型の産業では賃金の安い新興国にかなわない。
 
今後、日本がものづくりで再興するためには、過去の栄光を捨てた方が良いだろう。
少しでも品質の良いものを、少しでも安くつくるというアプローチを今の日本でやっても、成功は難しい。賃金の高い日本では、付加価値の高い製品をつくる必要があるのだ。ただし、付加価値が高いことと品質が高いこととは必ずしもイコールではない。そう、ここがポイントになる。
 
ものづくりという言葉からは製品志向が連想される。
何せ「もの」づくりだ。そこに顧客の姿は見えず、「もの」の方に焦点があてられている。要は、「良いものをつくれば買ってくれる」という考え方であり、残念ながらこれでは成功は覚束ないだろう。
 
高い付加価値を実現するためには、「もの」そのものについてだけでなく、その「もの」が「顧客をいかに満足させるか」を考えなくてはいけない。つまり、顧客志向だ。しかし、製品志向に陥ると何よりも「良いもの」をつくることが優先されてしまう。そして、ものづくりという言葉にはその危険な薫りがかなり濃厚に漂っている。ものづくりの文脈では、本来手段である筈のものづくりが目的化されてしまうのだ。
 
さて、ものづくりの危険から逃れるためにも、製品志向の企業が新製品開発で気を付けなくてはいけないことを考えてみよう。
 

photo credit : Joe Branco via photopin cc

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4Kテレビの絶望 なぜ同じ失敗を繰り返す?


この記事の所要時間: 520秒 〜 620秒程度(2896文字)


先日、米ラスベガスで世界最大の家電見本市 CES(セス/Consumer Electronics Show)が開催された。世界各国の有力企業が数多くの新製品やプロトタイプを発表する注目のイベントだ。イベント自体が大き過ぎてその総体をつかむことは難しいが、漏れ伝わってくる新製品のニュースだけでもワクワクするものがある。
 
CESでは、日本の大手電機メーカーもたくさんの新製品を発表した。
その中で首を傾げたくなるのが4Kテレビに関するニュースだ。4Kの「K」はキロ=1000を意味しており、横の画素数が約4000(正確には3,840)を超えるテレビが4Kテレビと呼ばれる。現在のフルハイビジョンテレビと較べても数倍の画素数となり、とにかく画質のきれいさが自慢のテレビなのだが、果たして誰がこれを欲しがるのだろうか。
 
テレビを画面の美しさで評価するなら、4Kテレビは良い商品だ。
しかし、マーケティングの世界の常識では、良いものが売れるとは限らない。売れるのは、いくら品質や性能が悪くても誰かが欲しいと思う商品なのだ。そして当然ながら、自社の技術力を誇示できる新製品を発売しても、売れなくては意味が無い。
 
技術力を重視する企業は、この手の失敗を繰り返している。
無駄に品質・性能の良い商品を発売して、「結局、売れませんでした」、「消費者が付いてこれなかった」、「発売が早過ぎた」というパターンだ。
 
企業に余力があるのならば、これを続けていつの日かの大当たりを夢見るのもいいかも知れない。高い技術力というブランドイメージが役立つという発想もわからないではない。しかし、今日の日本の家電メーカー、そして製造業全般に至っても、もうそんな余裕はないように思われる。
 
そこで、これ以上同じ過ちを犯さないために、なぜこのような失敗を繰り返すのか、その理由を考えてみた。
 

photo credit : Profound Whatever via photopin cc

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