タグ : データで腕試し

力ずくで確率を算出するモンテカルロ法の魔力


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1900文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

 2つのサイコロを投げて、出た目の合計が3となる確率を求めなさい。

学生時代、確率の授業でこんな問題がよくありました。
2つのサイコロの目の組み合わせが 6 × 6 で36通り、その中で合計が3となるのは1と2、2と1の2通りなので、求める確率は 2/36 = 1/18 となります。
 
この程度の問題ならすぐに解けますが、少し条件が複雑になるとなかなか歯が立ちません。また、問題が解けたとしても解答に自信を持てないのが確率独特の難しさです。この問題でも、サイコロの数が5つ、出た目の合計が18となったらお手上げという人がほとんどでしょう。もちろん、書いた本人も解けません。
 
確率の問題は、単純な理屈を積み重ねて解く場合でも、起こり得る組み合わせがたくさんあり過ぎてただただややこしくなることがあります。その結果、理論はわかっていても、問題がうまく解けないことが起こります。
そんな困った状況に役立つのが、今回紹介するモンテカルロ法です。
 

photo credit : Profound Whatever via photopin cc

 
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「結婚適齢期」はマボロシか?


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1271文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
Business Media 誠に「結婚適齢期って、いつごろ?」という記事がありました。リクルート ブライダル総研によるインターネット調査(対象:20~40代の未婚・既婚の男女3096人)の結果を紹介するものです。「結婚適齢期は何歳だと思いますか?」への回答の平均は、既婚者で男性30.0歳、女性27.0歳、未婚者で男性31.0歳、女性27.8歳となっています。
 
このアンケート調査、正直言ってあまり関心しません。日ごろ結婚適齢期など意識していない多くの人が、この質問をされたことによって無理に結婚適齢期を回答していると想像されるからです。一般の人が普段あまり考えないようなことでも、アンケート調査を行えば多くの回答が集まり、もっともらしい結果を導き出せます。その結果はある種の虚像です。まあ、「考えもしないようなことをあえて質問することに意味がある」という論法もありますが、やはり筋がいいやり方とは思えません。
 
この点をスルーしたとしても、「結婚適齢期なんて時代遅れでは」と思います。以前のように多くの人が狭い年齢幅で結婚していた時代ならいざ知らず、結婚年齢のバラツキが大きくなった時代に結婚適齢期はマボロシに過ぎないのではないでしょうか。さて、こんなことを根拠なしに言っても意味が無いので、少しデータをあたってみましょう。 続きを読む

人口重心をGoogleマップで確認しよう!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1200文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
総務省統計局のホームページで、2010年の国勢調査に基づく人口重心が公表されました(統計トピックスNo.61 我が国の人口重心)。人口重心は「人口の1人1人が同じ重さを持つと仮定して,その地域内の人口が,全体として平衡を保つことのできる点」のことです。厳密に考えるとかなり難しいところもありますが、人口の中心と捉えて大きな間違いはないでしょう。ホームページでは、市区町村別、都道府県別の人口重心のデータがダウンロードできるようになっています。
 
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理由は3つに限る


この記事の所要時間: 030秒 〜 130秒程度(468文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
何かを主張するとき、「理由を3つにまとめろ!」とよく言われます。
自分の場合、理由を「3つ」に絞る/増やすことに抵抗を感じつつ、1つや2つじゃ心細いし、4つも5つもあると聞いている人が覚えにくいと考えて、ついつい「理由は3つ」にすることが多いです。で、他の人はどうなんだろうと思って調べたのが下のグラフです。
 

3つの理由

 
Googleで「1つの理由」、「2つの理由」、・・・、「9つの理由」を検索して、そのヒット数を一覧にしました。結果は一目瞭然で、「3つの理由」が最も多くなっています。もちろん、これでは「理由は3つ」が正しいことの根拠にはなりませんが、理由を挙げるときに「3つ」にする人は多いのは間違いないようです(Googleの検索結果の“クセ”は無視しています)。他に「5つ」が多いこともわかります。
 
今の時代、こういう変なことでも調べてみるといろいろわかるのがおもしろいところ。
今後は、もう少しまともなデータをつくってこのブログで公開できたらと思っています。