タグ : 意思決定

オバマのネクタイ 意思決定に選択と集中を!


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1299文字)


アメリカのオバマ大統領は「青いネクタイしかしない」という話がある。最近は「ブルーとグレーのスーツしか着ない」説の方が優勢なようだが、「さもありなん」という感じ。どちらも確実な情報ソースは見つからないので都市伝説(?)の可能性もあるが、よくできた話なのは間違いない。
 
これらの話のポイントは、服装を決めることにエネルギーを使わないところ。意思決定に使える力は有限なので、重要でないことについては考えない/他人に任せるということなのだ。その真偽は別にして、なかなか興味深い。
 

 
続きを読む

裸足の国で靴を売る! 〜データと意思決定〜


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2158文字)


マーケティングに「裸足の国で靴を売る」というネタがある。住民すべてが裸足で暮らす国があったとき、そこで靴を売るか/売らないかという問い。当然、この質問への答えは次の2つに別れる。

 A.みんな裸足なのだから、誰もが靴を買う可能性があるので、売る。

 B.みんな裸足なのだから、誰も靴を買う可能性がないので、売らない。

あなたならA、Bどちらの立場で考えるだろうか。
 
もちろん、この話に正解はない。現状を所与とせず、積極的にアプローチすることの大切さを説く向きも多いが、攻めの姿勢ばかりが必ずしも正しいとは言えないだろう。出典がはっきりしないこともあり、その意味付けはいろいろだ。それでも、よくできた設定なので、何かマーケティング的にものを考えるときに役に立つ。そこで今回は、この話をデータ活用の立場で考えてみようと思う。
 

barefoot

credit: dhammza via FindCC

 
続きを読む

ビル・ゲイツだって神様じゃない!


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1918文字)


マイクロソフトにあの男が帰ってきた。あの男とはもちろんビル・ゲイツだ。
 

Photo credit : DonkeyHotey / CC BY

Photo credit : DonkeyHotey / CC BY

 
スティーブ・バルマーが昨年(2013年)8月に1年以内のCEO退任を発表してから一部の注目を集めていたマイクロソフトの人事は、先日決着した。新CEOはサトヤ・ナデラ。これまでクラウド&エンタープライズ部門の責任者を務めていたインド生まれの46歳だ。そして、この人事で新CEOより興味深かったのが、ビル・ゲイツの去就。会長を退任して、技術アドバイザーに就任したという。「会長退任」と聞くと経営の一線から離れるようだが、むしろ経営への関与を強めるらしい。「帰ってきた」とはそういうことだ。
 
創業者の復帰として誰もが思い出すのはアップルのスティーブ・ジョブズだろう。彼の成功と重ねあわせて、カリスマの活躍に期待する声も多いように見受けられる。しかし、本当に期待して大丈夫なのだろうか。なぜなら、ビル・ゲイツだって神様じゃないからだ。
 
続きを読む

座高測定廃止はもったいない?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1890文字)


文部科学省が学校の健康診断での座高測定を廃止する。検査項目の見直しを要請していた有識者会議からの報告を受けて、省令を改正する方針とのこと。廃止の理由は、座高測定の検査結果が「ほとんど活用されていない」と単純明快だ(参考:27年度にも座高測定廃止 学校の健診見直し 文科省|MSN産経ニュース)。
 
これまでなぜ座高測定をしていたかはよくわからない。座高の測定がはじまった当初は「内蔵がある上半身の発達を確認する」目的があったという説もあるが、本当にこんな目的だったのか、そもそも座高を測ることで内蔵や上半身の発達を確認できるのかは不明。「学校で使う机や椅子の高さ決定に使う」ためという説は理に適っているものの、生徒全員の座高を毎年測定する理由にはならないだろう。報告書で「ほとんど活用されていない」と指摘されているのだから、測定を続けていた理由は「誰も止めようと言わなかったから」が真相なのかも知れない。
 
さて、こういう測定廃止の取り組みがあると、必ずと言っていいほど「データの継続性を考え、安易に測定を止めるべきではない」という反論が登場する。しかし、これに説き伏されてはいけない。一理あるのは間違いないものの、そこにあるのはデータ活用に対する熟考ではなく、現状維持バイアスに基づく過剰な「もったいない精神」だからだ。
 

Photo credit : lowa Digital Library / CC BY-NC Photo credit : lowa Digital Library / CC BY-NC

 
続きを読む

パン屋の自動精算はイシューへの近道?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2046文字)


人気パン屋のレジはいつも混んでいる。
パンにはバーコードを付けることができないため、未だにレジを手打ちするしかなく、精算に時間が掛かるからだ。品数も多いので、パンの種類と値段を覚えるのも大変。ベテランならまだしも、新人店員がレジに立とうものなら、長蛇の列ができることになる。
 
ここに目をつけたレジシステムがBakeryScanだ。
BakeryScanを使えば、トレイに乗せたいくつものパンを約1秒でレジ入力できる。レジの上にあるカメラがパンの種類を識別する仕掛けで、画像識別技術をレジ精算に応用するのは、世界初の試みとのこと。手づくりのパンと画像認識の最新技術は不似合いのように感じるが、最新技術だからこそ一つ一つ出来あがりが違う商品に対応できるのだろう(参考:パン8個を1秒で種類と値段を自動識別してレジ精算を高速化できる「BakeryScan」|GIGAZINE)。
 
このシステムを導入すれば、パン屋の人件費削減になるだけでなく、お客の待ち時間短縮にもつながる。レジ待ちの時間が減れば、並ぶのが嫌で人気店を避けていたお客が利用するようになり、売上が更にアップすることも考えられる。機械が珍しいうちは、レジ見たさのお客が増えてもおかしくない。経費削減と売上向上が可能な、まさに一石二鳥の良いシステムと言えそうだ。
 
さて、このシステム。うまく活用すれば、一石三鳥になる。
その3つ目の効果とは、経営の本質に関わる重要なものだ。
 

photo credit : Davide Restivo via photopin cc

photo credit : Davide Restivo via photopin cc

 
続きを読む