タグ : 意思決定

カテゴリー適用法に気をつけろ!


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(2009文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

このブログによく登場するフレームに、カテゴリー適用法、要因列挙法、メカニズム解明法という3つの思考法があります。『経営戦略の思考法』(沼上幹/日本経済新聞出版社)で見知った考え方で、本に書かれている以上の特別な知識があるわけではないのですが、自分や他人の思考法と照らし合わせて見たときにとても納得できるため活用させていただいています。「腹落ち」する感じなのです。
 

とは言え、このブログでしっかり説明したことはありません。
そこで、今週は一度考えてみたいと思っていたこの3つの思考法をテーマに考察したいと思います。まずはカテゴリー適用法からスタートです。
 

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今日からはじめるA/Bテスト


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2073文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
今週はここまで行動経済学を紹介してきました。
行動経済学の素晴らしいところは、人間の行動を「こうするはず」や「こうするべき」と規範的に考えるのではなく、実験によって実際に「こうした」を把握する点です。
 
どのようなビジネスでも、しっかりした調査を行ない、できる限り「事実」に近いデータから意思決定することが重要です。このとき、ビジネスの場でキーとなる「人間」について事実に近付くアプローチをしている行動経済学は知識として欠かせません。ここ数回は、消費者をイメージして行動経済学を説明しましたが、社内の人間関係やライバル会社の行動を予想するにも役立ちます。
 
さて、人間の行動を実測するという意味で、行動経済学に関連深いと考えられるのがA/Bテストです。
 

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プロスペクト理論、喜びと悲しみの経済学


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1894文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
行動経済学の代表的な成果にプロスペクト理論があります。
プロスペクト理論は

 ①損失をそれと同じ規模の利得よりも重大に受け止める

 ②わずかな確率であっても発生する可能性があるケースを強く意識する

といった人間の癖が、意思決定に与える影響を説明します。
(参考:『行動経済学入門』多田洋介/日本経済新聞出版社)
 
これを噛み砕いて表現すれば、

 ①損失による悲しみは利得による喜びより2倍も大きいので、
  人は損失を回避するような行動を取りやすい

 ②人は実際の確率より主観的な確率を重視して、
  低い確率でしか起きないことに対して過剰に心配する

となります。合理性にあがなう人間心理をうまく捉えた「喜びと悲しみの経済学」とも言えそうです。
 
さて、どちらも言われてみれば「あるある」という現象でしょうが、それで終わらせてはいけません。これらの人間の癖は、うまくビジネスに活用すれば、かなりの効果が期待できるのです。そこで、今回はこのプロスペクト理論についてお話することにします。
 

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7割超がフィーチャーフォン≒4人に1人がスマートフォン?


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1079文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
新しいデータを手に入れたとき、まずはなるべく主観を排して客観的にデータを見ることが必要です。最初の段階でピュアなモノの見方をしないと、先入観が邪魔をして的確な判断ができなくなるからです。データに何らかの意味付けをしなければ意思決定ができないので最終的には主観を使うことになります。それでも、①客観的なデータ理解のステップと②主観的な判断のステップを意識的にわけて作業することが、データ活用には求められるのです。
 
さて、「客観的なデータ理解」と簡単に書きましたが、実際にはとても難しい作業です。一筋縄では行きません。この難しさを感じる象徴的な記事を見付けたので紹介します。
 

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「データを疑う」技術を身に付けよう!


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1491文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
TechCrunchStatusPeopleというサイトが紹介されていました。Twitterのフォロワーのうち、「にせのフォロワーや不活のフォロワーをパーセンテージで教えてくれる」サービスです。「Connect to Twitter」を押して連携アプリを認証すれば、自分のアカウントや他人のアカウントについてにせ(Fake)フォロワー、不活(Inactive)フォロワーの比率を知ることができます。アメリカではにせフォロワーを購入してTwitterアカウントを過大評価させる(「フォロワーが多いと人気者だと思われる」)ことが問題になっていて、その流れで生まれたサイトのようです。
 

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