タグ : 目的と手段

新幹線から切符がなくなる日


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1390文字)


以前、リニア新幹線に切符は必要?という記事を書いたことがある。極めてシンプルな中間駅に対する「切符売り場は駅になければいけないのでは」という発言を受け、「未来の乗り物に切符は不要」という指摘をしたものだ。切符はその鉄道に乗る権利をあらわす手段にすぎないので、電子的な代替手段に取って代わられる可能性が高いと考えた。
 
先日のニュースによれば、リニア新幹線を待たずとも、この未来は近付きつつあるようだ(参考:東海道・山陽新幹線でチケットレス ICカードで乗車可|朝日新聞)。早ければ来年夏にも、東海道・山陽新幹線でチケットレスが実現されるというのだから、未来はもうそこまで来ている。どうせなら、更なる進化に期待したいものだ。
 

 
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オーブン付きピザ宅配車と「そもそも」視点


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1285文字)


アメリカのドミノピザが、またまたイノベーション(?)を起こした。「なにがなんでもアツアツのピザをお届けする!」ために開発されたピザ宅配車「Domino’s DXP」は、運転席以外の部分すべてにオーブンを内蔵。「温めながら最大80枚のピザをデリバリーすることが可能」だという(参考:またドミノピザ! ドミノピザが今度はオーブン付きの宅配車を開発|ギズモード・ジャパン)。
 
さて、一般にある商品ジャンルが成熟すると、その競争軸はボンヤリする。どのメーカーのどの商品を選んでも、大した差がなくなってしまうのだ。そこで考え出されるのが、他メーカーの商品と差別化できるような新機能。商品ジャンルが成熟して機能は充分出揃っているのに、更に新しい機能が搭載されることになる。追加される機能の中には素晴らしいものもあるが、消費者のニーズにフィットしてないメーカーのひとりよがりのような新機能も多い。
 
そんなとき、「そもそも」に立ち戻るのはひとつの方法だ。新たな競争軸を探していると、視野狭窄に陥り、細部ばかりに目が行きがち。これを打開するために、「そもそも」視点は役に立つ。つまり、トッピングが豪華でなくても、生地に特別な工夫がされていなくても、「アツアツならピザはおいしい」という立ち位置だ。誰も、冷めたピザなど食べたくないだろう。
 

ピザ

credit: shinichi4849 via pixabay

 
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iTunesでダウンロードの進行状況を見る方法


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1152文字)


いつからだろうか、iTunesでiPhoneなどのアプリケーションをアップデートするとき、ダウンロードの進行状況が見られなくなった。あと何分くらいでダウンロードが終わるのかわからないのは案外不便だ。進行状況がわかってもダウンロードが早くなるわけではないので「気にするな!」ということなのだろうが、気になるものは気になる。
 

credit: bykst via pixabay

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とは言え、調べるほどのことでもないので放っておいたが、先日たまたま進行状況を見る方法を発見した。気付けば簡単。ダウンロードの進行状況を見るまではワンクリックだ。
 
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「誰もやめようと言わない作業」を見直そう!


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1901文字)


アビリーンのパラドックスをご存知だろうか。その由来は、ジョージ・ワシントン大学のジェリー・ハーヴェイ教授が、7月の暑い最中にエアコンのついてない車で旅行したときの話だ。妻と両親と一緒にテキサスのアビリーンという田舎町を目指したのだが、実は誰もアビリーンに行きたいとは思っていなかったことが後からわかったという。出発前には全員がこの旅行に賛成していた筈なのに、本当は誰も望んでいなかったのだ。アビリーンのパラドックスとは、このように「誰もやめようと言わないため、誰も望まないことをしてしまう現象」のことをいう(参考:『ヤバい経営学』フリーク・ヴァーミューレン/東洋経済新報社/2013年)。
 

アビリーン

credit: skeeze via pixabay

 
誰もやめようと言わなければ、反対だと思っている人がいることに誰も気付かない。その結果、みんな「他の人はこの案を気に入っている」と思って、更に声を出しにくくなる。各人の気遣いにより、誰も望まないことをしてしまうところがパラドキシカルな訳だ。他人の顔色をうかがうという意味では、アメリカよりも日本で起こりやすいパラドックスのようにも思われる。
 
さて、このアビリーンのパラドックスはどこかしこに存在している。もちろん、ビジネスの現場も例外ではない。「誰もやめようと言わない作業」を見直すことは、企業の活力を保つためにかなり役に立つと考えている。
 
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「エゴサーチ」は使えない!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1555文字)


「エゴサーチ」という言葉が登場して、どのくらいの月日が経つだろうか。
エゴサーチとは「インターネット上で、自分の本名やハンドルネーム、運営しているサイト名やブログ名で検索して自分自身の評価を確認する行為」のこと(参考:エゴサーチ|ウィキペディア日本語版)。SNSの流行などをきっかけに、誰もが自分に対する評価を気にするようになり、一気に広まったように思われる。最近では、「エゴサ」と省略されることもあるようだ。
 
さて、この「エゴサーチ」の意味が変わりつつあるようだ。自分自身に関連すること以外の検索についても、「エゴサーチ」という言葉を使う例を見掛けるようになった。新しい言葉だけに、意味の変化も早いのだろう。新語などそんなものだとはわかってはいるものの、これまでと違う使い方を目にすると、やや引っ掛かるものがある。
 

ego

credit: john curley via FindCC

 
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