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「5年で2倍」に必要な年間成長率は何%?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1886文字)


ニュースやビジネス資料でよく見かける「成長率」という言葉。言うまでもなく、ある数値が一定期間にどれだけ増加したかを示す指数のことだ。多くの場合、1年前と比べた前年比、前年同月比などが使われるが、たまに「N年でX%成長」という表現が出てくる。これまでの成長にせよ、これから予定する成長にせよ、「少し長い目で見て欲しい」ということなのだろう。
 
ただ、「長い目」の意図はわかっても、複数年の成長率はわかりにくく、伝わりにくい。「1年でY%成長」と違って、「N年でX%成長」はピンと来ないという人も多いだろう。数字を雰囲気でそのまま受け入れてしまう人も多いようだ。ここで問題なのが、数字の意味を理解せずに記憶しても役立たないところ。「N年でX%成長」にだまされない(?)ためにも、「1年でY%成長」にかみ砕いて理解することを、オススメしたい。
 

credit: Tumisu via pixabay

 
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Excelの底を見た男と矢印ショートカット


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1774文字)


Excelの底を見た男が話題らしい。下矢印キーをひたすら押し続けて、Excelの最終行である1,048,576行目まで到達したというのだから、なかなかすごい。所要時間は9時間36分。YouTuberによる、YouTubeでの公開を目的にした企画とはいえ、その忍耐強さには頭が下がる(参考:ヒーロー誕生! Excelの底を見た男|ギズモード・ジャパン)。
 
一方で、この話題にわざとらしさ、過剰な演出を感じるのも確かだ。矢印のショートカットを使えば、Excelの底への移動はほんの一瞬。誰もが知っている常識とは言わないが、そこまでマニアックなショートカットではない。このYouTuberが知らなかったとしても、記事になる前に誰かが気付いて良さそうなものだ。インターネットでは「ハンロンの剃刀」を心掛けているつもりだが、この話題には何とも腑に落ちない感じの悪さがある。

 ハンロンの剃刀 
 
  無能で十分説明されることに悪意を見出すな

 
ただ、Excelのショートカットに、意外と知られていないものがたくさんあるのも事実。それなら、底男のわざとらしさをどうこう言うより、その使い方を紹介したほうが前向きだろう。そこで、今回は矢印キーに注目してExcelのショートカットを紹介する。
 

credit: sardenacarlo via pixabay

 
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「誕生日のパラドックス」を実証する


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1521文字)


確率には、人間の直感と合わないものがある。学校の確率の授業で登場する「誕生日の問題」などはその典型だろう。質問の仕方はいろいろで、例えば「何人集まると、その中に同じ誕生日の人がいる確率が5割を超えるのか」。1年365日を2で割って182人や183人という答えが出たり、山勘で50人、100人という答えが出たりするが、この質問の正解はたったの23人。この正解が直感で思い浮かぶ人数と較べてあまりに小さいため、「誕生日のパラドックス」と呼ばれることもあるようだ。
 
さて、この直感に合わない確率を数式で説明するのは簡単だが、確率が苦手な人はそれでも納得しないらしい。そこで、腕試しがてらいたずらに実証してみよう。何人集まったら同じ誕生日の人が出現するのか、実際に試してみるのだ。
 

誕生日

credit: Gil-Dekel via pixabay

 
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Microsoft Officeのターゲットは誰なのか?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1915文字)


最近のMicrosoft Officeは使い難い。
直感で言ってしまえば、何をするにも以前より手間が掛かるようになった。旧バージョンに対する「慣れ」を差し引いても、だんだん不便になっているように思えてならない。
 
自分の見立てでは、初心者でも使い易くするために熟練者の使い勝手が悪くなっている状態。パソコン利用者の裾野が広がる中、その新しいユーザーばかりをターゲットにすることで、これまで長く使っているユーザーに不便を強いている。ビジネスマンのデファクトスタンダードであるMicrosoft Officeが使い難くなれば、Officeの操作に熟練している人たちの生産性が大きく下がるのは必至。初心者をターゲットにするのも一つの戦略とはいえ、古くからのユーザーとしては何とも困ったものだ。
 

target marketing

credit: Thomas Hawk via FindCC

 
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Excel方眼紙はアリかナシか


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2201文字)


Excelシートの「高さ」と「幅」を同じにして正方形のマス目状で使うことを、俗にExcel方眼紙という。細かくつくった正方形を適宜「セル結合」すれば、表のレイアウトは自由自在。まるで紙に直接書くような自由度で、複雑なフォーマットの表や帳票をつくることができる。一度使い慣れてしまうと、かなり応用範囲の広い活用方法だ。
 
さて、この便利なExcel方眼紙。実は一部でかなり評判が悪く、インターネットのどこかしこで定期的に批判の対象となる。曰く、「Excel本来の使い方ではない」、「後から修正がし難い」、「印刷が乱れる」などなど。批判の声に共感する部分がないではないが、何とも焦点がぼけているように思えてならない。なぜなら、問題の本質はExcel方眼紙にないからだ。
 

方眼紙

credit: nextSibling via FindCC

 
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