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「万能ねぎ」は万能か?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1816文字)


外で食事をしていると、「万能ねぎ」の不意打ちに驚くことがある。気付くと、「なぜこの料理に?」と思うようなものにまで、万能ねぎがトッピングされているのだ。以前びっくりしたのは、よく行くインド料理店。本格的なインドカレーに、ある日、突如として万能ねぎが添えられるようになった。数か月後には元に戻ったので一時の気の迷いだったのだろうが、何とも不思議な組み合わせだ。他で言えば、アジのたたき、出し巻き玉子、パスタなどの上の万能ねぎにも驚かされた。
 
さて、なぜかどんな料理にも紛れ込む万能ねぎ。統計を取ったわけではないが、このような万能ねぎの過剰サービス(?)は案外多いように思う。「万能ねぎの万能化」とでも言おうか。名前に「万能」と付いているとは言え、万能ねぎはそこまで万能でないと思うのだが、いかがだろうか。
 

 
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『小学8年生』のターゲットは何年生?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1857文字)


奇抜な誌名で話題を集めた『小学8年生』が、先日、いよいよ発売となった。定価980円(税込)で、付録は「手作りチョークと黒板ノート」。注目コーナー「まんがで読む人物伝」には、アメリカのドナルド・トランプ新大統領が登場しているという。
 
この新雑誌『小学8年生』のターゲットは、小学1年生から6年生とのこと。『小学8年生』の「8」は、電卓などでよく見る角張った長方形の数字のイメージで、7本の棒のオン/オフで1〜6のどの数字にでもなるというわけだ。小学館の学年誌は、『小学二年生』が休刊になり、残るは『小学一年生』のみ。学年に対応する学習雑誌がなくなった小学生を、幅広く取り込もうという狙いだろうか。
 
さて、ターゲットを小学1年生から6年生までとすることで雑誌の対象となる人数は増えるが、その一方でターゲットの絞り込みが甘いのも確か。この欲張りなターゲットは、やや無理があるように思われる。1年生と6年生では、学力に大きな差があり、興味を持つものもかなり違うからだ。『小学8年生』は、普通に考えれば「フリーサイズは誰にもフィットしない」になってしまう。では、『小学8年生』の真の狙いはどこにあるのか。今回はこれについて考えてみる。
 

Photo credit: BONGURI via Foter.com / CC BY-NC-ND

 
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昼過ぎは何時まで? ― 専門用語の基礎知識


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1155文字)


世の中には専門用語があふれている。特定の学問分野や業界でのみ通じるテクニカルタームから、仲間内にしかわからない隠語、符牒の類まで。専門用語を「一部の人たちにしかわからない用語」と広くとらえれば、これにあてはまる言葉はたくさんある。
 
専門用語で厄介なのが、日常語をそのまま転用しているパターン。例えば、天気予報では「昼過ぎ」や「夜遅く」も定義された専門用語となるのだ。気象予報士の言う「昼過ぎ」は、「正午を少し過ぎたころ。」(『大辞林 第三版』)という意味ではなく、「○時から○時まで」と厳密に決まっている。これを知らずに天気予報を見ていては、勘違いの元になり兼ねないだろう。専門用語の世界は、案外罪深い。
 

 
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窓際は奥か手前か? 言葉選びも顧客視点で!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1199文字)


先日、あるチェーンの定食屋でおもしろい経験をした。店に入ると「奥のカウンター席にどうぞ」の声。しかし、店の奥はテーブル席で、カウンター席があるのは手前の方。どうやら、店員と自分で奥と手前の感覚が違うらしい。自分だけおかしいのかとも思ったが、他のお客の中にも戸惑っている感じの人がいたので、そうではなさそうだ。
 
さて、どうしてこんなことが起きるのだろうか。はっきりした原因はわからないが、店員とお客の立ち位置の違いにポイントがありそうに思う。この些細な感覚の不一致は、顧客視点のおもしろい事例かも知れない。
 

レストラン

credit: StockSnap via pixabay

 
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「猛暑サービス」のポイントは・・・


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1559文字)


真夏の厳しい暑さが続く中、今年は「猛暑サービス」が盛んだという(参考:猛暑サービス続々 30度超でポイント上乗せ、値引き販売も|産経ニュース)。狙いは、暑さで外出を控える消費者をおびき出すこと。家電量販店が暑さに応じてポイントを上乗せしたり、百貨店が値引き販売をしたり、なかなか積極的な取り組みを展開している。
 
では、この猛暑サービスの成功ポイントはどこにあるだろうか。ただ値引きをしただけでは、普通のセールと変わらなくなってしまう。そこで、「猛暑サービス」らしい取り組みを考えてみた。
 

砂漠

credit: teetasse via pixabay

 
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