タグ : マーケティング発想法

「準備中」の最適解は?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1511文字)


夜の街を歩いていて気になるものの一つが、閉店後のお店に掲げられている「準備中」のプレート。ついつい、「今は準備中じゃないだろ!」とつっこみたくなる。もちろん、本気で「嘘つきだ」、「問題がある」、「けしからん」と思っているわけではないが、気が利かないこと甚だしい。
 
では、「準備中」であることをどう表示すればいいのか。
今回は、この「準備中」問題の最適解(?)を目指してみることにしよう。
 

Photo credit: Nam2@7676 via Foter.com / CC BY-NC-ND

 
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ライブの騒音対策もマーケティング発想で!


この記事の所要時間: 40秒 〜 50秒程度(2220文字)


桜が散り、4月も中旬となれば、日によっては汗ばむような陽気。ゴールデンウィークにはまだ早いが、屋外での活動が気持ちよくなるちょっとした行楽シーズンだ。これから暑くなれば、野外ライブ、野外フェスも増えてくる。
 
最近、この野外ライブでちょっとびっくりするニュースがあった(参考:ももクロコンサート騒音「うるさい」「迷惑」苦情87件も… 埼玉・富士見市に苦情電話相次ぐ|産経ニュース)。埼玉県富士見市で行なわれた「ももいろクローバーZ」のコンサートの騒音への苦情が、東京都の西東京市や東久留米市からも届いたというのだ。コンサート会場からの距離は、記事によれば「約20キロ」。起点を東京駅に置き換えて考えると、直線距離20キロは東なら西船橋駅、西なら三鷹駅あたりとなる。どれだけ遠くから苦情が来たのか、想像いただけるだろう。
 
ただ、同時に思い浮かぶのが、「本当にそんなにうるさかったのか」という疑問。果たして、20キロ先にはどのくらいの騒音が聞こえたのだろうか。今回はこれを確認するとともに、マーケティングの発想で騒音対策を考えてみたい。
 

credit: sasint via pixabay

 
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ながらスマホをやめてコーヒーを貰おう!?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1793文字)


最近、「ながらスマホ」が問題になっている。歩きスマホで駅のホームから落ちたり、ポケモンGOをしながら運転して事故を起こしたり。もはや、危なっかしいを通り越して、実害が出ている状態。今後、「ながらスマホ」への風当たりは更に強くなると思われるが、現状は見るも無残だ。多くの人が「ながらスマホ」の危険を指摘しているのに、街には「ながらスマホ」の人だらけ。「ながらスマホ」を批判する人も、実際には「ながらスマホ」をしているのではないかと疑ってしまう。
 
ながらスマホが問題となっているためか、いろいろなところで「ながらスマホ禁止」のポスターなどを見掛けるが、これは何とも間抜けに映る。「禁止」されてやめられるくらいなら、そもそもながらスマホなどやらないからだ。「ながらスマホ禁止」に素直に従う人もいるにせよ、効果は限定的と考えられる。次なる対策として罰則化なども考えられているようだが、これも期待薄。「歩きタバコ」の現状を見る限り、取り締まりが強化される罰則化直後の一時的な効果にとどまるだろう。
 
そんな中、よいアイデアだと思ったのが、トヨタ自動車、コメダ珈琲店、KDDIが実施した「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクト。ながらスマホ運転をやめることで、コーヒーが貰える仕組みだ。既に、約260万km = 地球約65周分の「ながらスマホ運転」防止を達成しているという。
 

credit: Unsplash via pixabay

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ライカのインスタントカメラは誰狙い?


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1241文字)


この秋、新たなインスタントカメラが登場する。インスタントカメラに挑戦するのは、高級カメラメーカーのライカ。このインスタントカメラ「Leica Sofort(ライカ ゾフォート)」は、いかにもライカな感じの落ち着きあるデザインながら、予定価格が34,560円(税込み)と比較的手ごろ。「チェキ」で使われているinstaxフィルムに対応しており、手を伸ばしやすい商品となっている(参考:「Leica Sofort」:ライカがインスタントカメラをつくったら、こうなる|WIRED.jp)。
 
Leica Sofortは充分魅力的な商品に見えるが、高級路線のライカと手軽なインスタントカメラは何とも不思議な組み合わせ。そのターゲットが気になるところだ。
 

credit: fudowakira0 via pixabay

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ウォーホルのランドセルを喜ぶのは誰?


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1450文字)


ランドセルの色は、男子が黒で、女子が赤。今となっては学校からの指定があったかはわからないが、一昔前まではこうと相場が決まっていた。ところが、最近では青、茶、ピンク、パープルなど黒・赤以外の色のランドセルを背負う小学生を見ることも珍しくなくなってきた。これを多様化といえば大袈裟になるが、ランドセルの市場も競争が激しくなり、各社が知恵を絞って差別化を目指しているのは間違いないだろう。
 
さて、今年ここに登場したのが、三越伊勢丹から限定で発売されたアンディ・ウォーホルのランドセルだ(参考:世界初のアンディ・ウォーホルランドセル 三越伊勢丹限定で発売|Fashionsnap)。外側は他のランドセルと変わらないが、ペロンとめくるカブセ部分の裏地にウォーホルデザインの柄を使い、前ポケットの革部分にアートワークが型押しされている。
 
小学生にウォーホルはフィットせず、無理な差別化を狙った「おかしな商品」のように見えるが、少し考えれば何ということはない。そのマーケティング的な狙いは明解だ。
 

 
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