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東京ツイートマップとデータアーティスト


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1294文字)

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これは、いろいろな人たちがツイッターでつぶやいた場所をプロットした地図だ。ジオタグの位置情報を使用しており、東京ツイートマップとでも名付けたらいいだろう。山手線をはじめとした鉄道路線が読み取れ、新宿や渋谷など大きな街はかなりはっきり明るくなる。対象データは「2009年以降のジオタグ付き全ツイート」とのこと。どれだけ大量のツイートをマッピングしたのかは想像もつかないが、ビッグデータなのは間違いない。(参考:ツイートされた位置をマッピングして浮かび上がる都市の形、東京など13画像|INTERNET Watch
 
そして、このビッグデータ活用は素晴らしい。
なぜなら、無駄な加工をしておらず、元データを忠実に表現しているからだ。
 
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医療現場の実情を知りたいなら・・・


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2150文字)


日本外科学会が、会員の勤務実態を調べるためにアンケート調査を実施した。
質の低下が避けられない当直明け手術の危険性を指摘する結果となっている。
 

外科医の当直明け手術 20%が「質低下」|NHKニュース
外科医の4人に3人が病院に泊まり込む当直明けの日に手術に参加し、このうちのおよそ20%の医師が手術の質の低下を感じていることが日本外科学会の調査で分かりました。

日本外科学会は、会員の勤務の実態を調べるため、去年10月から12月にかけて全国の外科医8300人余りにアンケート調査を行いました。
それによりますと、この1、2年間に病院に泊まり込む当直明けの日に手術に参加したことがあるか尋ねたところ、▽「いつもある」が36%、▽「しばしばある」が25%、▽「まれにある」が13%で合わせて74%が「ある」と回答しました。

また、手術への影響について尋ねたところ、「出血が増えたり、時間が長くなったりするなど、手術の質が低下することが多い」と答えた外科医が19%に上りました。

さらに「疲労から医療事故を起こしたり、一歩間違うと医療事故につながるおそれを感じたりした経験がある」と答えた外科医が4%いました。

改善策としては70%以上の外科医が「当直明けは休みにするルールをつくるべきだ」と回答しました。

調査を行った日本外科学会の理事で九州大学病院の富永隆治教授は「当直明けの手術をやめると外科医不足のため手術ができなくなるのが実態だ。外科は負担の重さやリスクの高さから新たななり手が減る悪循環に陥っていて、労働環境を改善するなどの対策を考える必要がある」と話しています。〔略〕

 
長距離トラックや高速バスの運転手の睡眠不足による危険は問題になるのに、なぜかあまり注目されない医療現場での過剰勤務や睡眠不足。この問題を再認識させる有意義なアンケート調査と言えるだろう。
 
しかしその一方で、このような調査で医療現場の実情がわかるのかという疑問もある。
アンケートで質問した場合、医療ミスを疑われたくないという保身、医師自身の自分の能力に対する過信などが邪魔をするのだ。実際に現場で起きているよりも、危険が小さく認識される可能性が高いように思う。
 

photo credit : bitzcelt via photopin cc

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Googleトレンドの見掛け倒しを反面教師に!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1624文字)


Googleで最近よく検索された単語がわかるGoogleトレンドに新機能が加わった。
トップチャート急上昇ワードだ。
 
検索の巨人であるGoogleがつくった新機能。データ好きからすれば、放ってはおけない。しかし、実際に触ってみると、期待を込めておもしろがろうとしてもなかなか楽しめない残念な出来だった。「見掛け倒し」という言葉が頭に浮かぶ程だ。
 

photo credi t: manfrys via photopin cc

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わかりやすい案内表示をつくる「捨てる技術」


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1896文字)


東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れがはじまった。
数々の報道がある中、一部で話題になっているのが案内表示の見にくさだ(参考:【大不評】東横線と副都心線の発車案内板が恐ろしく超詰め込み表記|NAVERまとめ)。簡単にまとめると、「表示されている言葉が長くて、見にくい、わかりにくい」という意見、「行き先の地名に馴染みがなく、どこに行く電車かわからない」という意見がある。乗り入れの複雑化が背景にあるのは間違いないが、東急側にも問題がありそうに思われる。
 
この話を読んだ第一感は「まじめ過ぎる」だった。
鉄道会社の職員はまじめ過ぎて、お客に伝えるべき情報をすべて盛り込んでしまったのではないだろうか。
 
しかし、お客に伝えるべき情報と、お客がわかりやすい情報の間には大きな開きがある。伝えるべき情報が多い場合、そのすべてを伝えるのではなく、情報の取捨選択が必要になるのだ。つまり、「捨てる技術」が求められる。
 

photo credit : Gilderic Photography via photopin cc

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大新聞が報じる「奇妙で悲しい視聴率の物語」


この記事の所要時間: 430秒 〜 530秒程度(2520文字)


インターネット版の朝日新聞に「ドラマは録画」くっきり 再生率が視聴率上回る例もという記事が掲載された。
 
簡単にまとめてしまえば、
 ●ドラマを録画再生する人は多い。
 ●現在では視聴率の公表数値が視聴実態と離れつつある。
 ●テレビ視聴は録画再生を含めて考えた方が視聴実態を反映する。
という主張だ。「最近テレビ視聴率が下がっていると言われるが、録画で見ている人も多いのでメディアとしてのパワーは落ちていない」というメッセージも暗にあるように思われる。
 
さて、この結論の一部については賛同するものの、この記事の構成はあまりに醜い。
データに基づいているふりをしているが、そのデータがそもそも出鱈目なのだ。データを元にして議論を組み立てることは素晴らしいが、元のデータがいい加減なものでは一切価値はない。無根拠の主張と何ら変わりはないと言えるだろう。騙される人が多い分、むしろ害悪だ。
 
今回は、この記事の問題点について説明しよう。
 

photo credit : HAMACHI! via photopin cc

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