タグ : モノの見方

人気資格を目指してはいけない3つの理由


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1737文字)


株式会社パセリから「2012年人気資格 総合ランキング」が発表された。

 1位:ホームヘルパー2級
 2位:ネイル
 3位:医療事務
 4位:保育士
 5位:リンパドレナージュ(マッサージ)
 6位:食育
 7位:心理カウンセラー
 8位:簿記
 9位:宅建(宅地建物取引主任者)
 10位:ペン字・ボールペン字・書道

(参考:2012年人気資格 総合ランキングを大発表!介護制度改正がきっかけ!?ホームヘルパーと介護職員基礎研修の駆け込み受講が急増|株式会社パセリ|ValuePress!
 
このランキング自体をどうこう言うつもりはないが、「人気資格」という切り口には大いに疑問がある。なぜなら、人気資格を目指すことはオススメできないからだ。
 
今回は、人気資格をオススメできない理由を説明しよう。
 

photo credit : quite peculiar via photopin cc

photo credit : quite peculiar via photopin cc

 
続きを読む

誰がMAKERSになるのか?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2086文字)


『MAKERS』(クリス・アンダーソン/NHK出版)が話題になっているらしい。
 
「話題になっている」などという物言いは大体がいい加減で無責任なものだが、どこの書店でも平積みになっており、またAmazon.co.jpのベストセラーランキング(2012.12.12現在)でも総合29位、ビジネス・経済4位なのだから、売れているのは間違いない。
 
著者のクリス・アンダーソンはWIRED誌の元編集長で、これまでも『ロングテール』『フリー』を上梓している。両作品とも現代における社会の大きな変化を抽出・予測して好評を博しており、『MAKERS』もこの流れにある。同書が話題になるのは必然と言っていいだろう。
 
ものづくりがデジタル化すれば、誰もが製造業になれるようになり、世の中が良くなる。
極言すれば、『MAKERS』の主張はこの一文でまとめることができる。
(『MAKERS』についてもっと詳しく知りたい人は『MAKERS』を1章140文字でまとめてみたを参照のこと)
 
クリス・アンダーソンによれば、
 ●3Dプリンターやレーザーカッターのデスクトップ化
 ●デジタルデザイン製品の少量生産請負業者の出現
 ●SNSを使ったオープン・イノベーション環境の充実
 ●一般消費者が参加するクラウドファンディングの浸透

などにより、製造業が民主化されてメイカーズムーブメントが起きる。これにより、モノのロングテールと人材のロングテールが進み、誰もが本当に欲しい製品を手に入れられるようになり、誰もが活躍の場を得られる可能性が増える。メイカーズムーブメントは人を幸せにするというわけだ。
 
さてこの作品、著者の着眼点の鋭さには相変わらず感心するが、なかなか同感できない。
なぜかと言えば、「できる」と「する/なる」の違いはあまりに大きいからだ。
 

photo credit : jabella via photopin cc

 
続きを読む

ソフトバンク 12.0% vs au 88.0%


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1462文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
9月21日のiPhone 5発売から約1か月。
株式会社イードが「iPhone 5 通信会社選択の満足度に関する調査」の結果をリリースしました。ソフトバンクモバイルとauでiPhone 5を購入した各250名が対象の自主調査で、「通信会社の満足度」「LTE(高速通信サービス)の満足度」「各通信会社の選択理由」などを質問しています。通信会社の満足度でauがソフトバンクを15ポイント引き離すなど、おおむね「au強し」という結果になっているようです。
 
さて、このリリースの最後にMNP(番号持ち運び制度)についての質問が紹介されています。iPhone 5購入者中のMNP利用比率はソフトバンクで5.6%、auで41.2%。ソフトバンクモバイルとauを比較する流れなのでこの見方になりますが、わかるようなわからないような数値です。誰もが知りたいのは、このデータよりもう少しピリッとした数値ではないでしょうか。
 


photo credit : smjb via photopin cc

photo credit : smjb via photopin cc

 
続きを読む

人は目の前の数値にダマされる生き物です


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1933文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
突然ですが、質問です。

 質問1 
 (a)国連にアフリカ諸国が占める割合は、65%よりも高い?低い?
 (b)国連にアフリカ諸国が占める割合は何%?

 
では、この質問ならどうでしょう。

 質問2 
 (a)国連にアフリカ諸国が占める割合は、10%よりも高い?低い?
 (b)国連にアフリカ諸国が占める割合は何%?

 
質問1(b)と質問2(b)はまったく同じ質問です。
当然ながら一人の人間が一度に質問されたら同じ値を答えるでしょう。常識的に考えて、(a)の質問がどのような内容であれ、同じ質問である(b)の答えが変わる理由はありません。
 
しかし、一つのグループに質問1で問いかけ、もう一つのグループに質問2で問いかけると、その結果は異なります。(b)の回答の平均値は、質問1の場合に45%、質問2の場合に25%。「合理的な人間像」を前提にすれば絶対に生じない筈の大差が、実験をすることでいとも簡単に発生してしまうのです。
 
このような現象をアンカリング効果と呼びます。
答えがはっきりわからない質問をされたとき、人々が目の前にある数値をアンカー(錨)として、そこを基準に正解を探してしまう現象のことです。
 

photo credit : Kasaa via photopin cc

 
続きを読む

小学生はケータイで写真を撮らない!?


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1138文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
今朝、気になった記事がコレ。

小学生が写真を撮るのに使うのはケータイではなく、まさかのあれだった

 
「頭ん中」というブログに掲載されたもので、「写真を撮ってる子の過半数が使ってたのがニンテンドーDS」というお話です。言われてみればそんな気もしますが、本当のところはどうなのでしょうか。
 

photo credit : Thomas Hawk via photo pin cc


 
続きを読む