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「Facebookをやめると幸せになる」は本当か?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1897文字)


「幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき」だそうだ。理由は「フェイスブックを使わずに1週間を過ごした人は、そうでない人よりも日々の生活に幸せを感じる傾向がみられた」ため。俗に言われる「SNS疲れ」を裏付けるような調査結果であり、Facebook人気に水を指すようなニュースと言えよう(参考:幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき、デンマーク調査|AFPBB News)。
 
さて、この調査結果。Facebookを否定的に捉える材料として活用する向きもあるようだが、しばし立ち止まって考え直した方がいい。調査結果がニュースになるとまるで本当のことのように扱われがちだが、そうとは限らないからだ。「幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき」は果たしてどこまで本当だろうか。
 

フェイスブック

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オーブン付きピザ宅配車と「そもそも」視点


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1285文字)


アメリカのドミノピザが、またまたイノベーション(?)を起こした。「なにがなんでもアツアツのピザをお届けする!」ために開発されたピザ宅配車「Domino’s DXP」は、運転席以外の部分すべてにオーブンを内蔵。「温めながら最大80枚のピザをデリバリーすることが可能」だという(参考:またドミノピザ! ドミノピザが今度はオーブン付きの宅配車を開発|ギズモード・ジャパン)。
 
さて、一般にある商品ジャンルが成熟すると、その競争軸はボンヤリする。どのメーカーのどの商品を選んでも、大した差がなくなってしまうのだ。そこで考え出されるのが、他メーカーの商品と差別化できるような新機能。商品ジャンルが成熟して機能は充分出揃っているのに、更に新しい機能が搭載されることになる。追加される機能の中には素晴らしいものもあるが、消費者のニーズにフィットしてないメーカーのひとりよがりのような新機能も多い。
 
そんなとき、「そもそも」に立ち戻るのはひとつの方法だ。新たな競争軸を探していると、視野狭窄に陥り、細部ばかりに目が行きがち。これを打開するために、「そもそも」視点は役に立つ。つまり、トッピングが豪華でなくても、生地に特別な工夫がされていなくても、「アツアツならピザはおいしい」という立ち位置だ。誰も、冷めたピザなど食べたくないだろう。
 

ピザ

credit: shinichi4849 via pixabay

 
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窓際は奥か手前か? 言葉選びも顧客視点で!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1199文字)


先日、あるチェーンの定食屋でおもしろい経験をした。店に入ると「奥のカウンター席にどうぞ」の声。しかし、店の奥はテーブル席で、カウンター席があるのは手前の方。どうやら、店員と自分で奥と手前の感覚が違うらしい。自分だけおかしいのかとも思ったが、他のお客の中にも戸惑っている感じの人がいたので、そうではなさそうだ。
 
さて、どうしてこんなことが起きるのだろうか。はっきりした原因はわからないが、店員とお客の立ち位置の違いにポイントがありそうに思う。この些細な感覚の不一致は、顧客視点のおもしろい事例かも知れない。
 

レストラン

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3つの省エネ 薄暗い部屋ではアイデア出ない!?


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1554文字)


夏は節電の季節だ。
東日本大震災後の電力不足を経験してからは、いつ、どこへ行っても「節電中」が当たり前。そして、電力使用量がピークとなる夏こそが、節電の本番となる。今年(2015年)も数値目標を伴う節電要請は見送られたものの、これは企業や家庭における節電の定着を前提としたもの。この夏も、今まで通りの節電は続くことになりそうだ。
 
使用するエネルギーを削減することは、地球に優しく、財布にも優しい。節電に限らず、省けるものを省くのは大変結構なことだ。ただし、それは本当に「省けるもの」の場合。何でもかんでも手当たり次第に、使用エネルギーを削減すれば良いというものではない。薄暗い部屋で作業をするような省エネは、果たして正しい省エネと言えるのだろうか。
 

 
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「美人投票」に要注意!


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1359文字)


村一番の美人を投票で選ぶとする。このとき、1位になった美人に投票した村人に賞金を出すようにしたら、結果はどうなるだろうか。村人は、「自分が美人だと思う人」ではなく、「みんなが美人だと思うだろう人」に投票するようになるだろう。その結果、平均的な美人(?)が選ばれ易くなる。賞金を出すことで、どんな人に投票するかの基準が変わってしまう訳だ。
 
ケインズ経済学で有名なジョン・メイナード・ケインズは、株式市場で取るべき行動をこの「美人投票」に当てはめて説明した。即ち、「自分が値上がりすると思う銘柄」ではなく、「みんなが値上がりすると思うだろう銘柄」を買った方が、株式投資では儲かると主張したのだ。このケインズの「美人投票」理論には反論もあるようだが、「自分が思う」と「みんなが思うだろう」の違いは意識しておいて損がない。この微妙で大きな違いを見逃すと、目も当てられないことに成り兼ねないからだ。
 

投票

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