タグ : 人口

酉年生まれが少ないのは当たり前!?


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(2025文字)


今年2017年は酉年。年末には、例年通り、総務省統計局から十二支別の推計人口が発表された。2017年1月1日現在の酉年生まれの人口は943万人で、「十二支の中で最も少ない」そうだ(参考:統計トピックスNo.98 「酉年生まれ」と「新成人」の人口)。
 
さて、年末年始の人口に関するニュースはまさに暇ネタ。それでどうこうという話ではないので聞き流してしまいがちだが、ちょっと不思議に思ったことはないだろうか。毎年、「その年の干支生まれ」の人口は下位の順位で報じられている印象があるのだ。データを相対的に見た場合、何かが少なけば、そのぶん他の何かが多くなるはずで、これはかなりおかしい。今回は、この謎(?)に迫ってみる。
 

 
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2015年も出生数は100万人を割らない!?


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1279文字)


厚生労働省から2014年の人口動態統計月報年計(概数)が発表された。以前、2014年生まれは100万人を割る?という記事で取り上げた出生数は、1,003,532人という結果。この記事で予測した2014年の出生数のひとつが1,003,522人だったので、極めて精度の高い予測となった訳だ。単純な推計でここまで数値が近くなったのはただの偶然だが、ちょっと嬉しかったりもする。
 
2014年の出生数は前年比で26,284人の減少。この情報を元にすると今年(2015年)こそ出生数100万人割れが確実なようだが、そうは問屋が卸さない。今年も出生数は100万人を割らないかも知れないのだ。
 

 
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高齢者はクレーマー? データの見方に要注意!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1563文字)


日経電子版に掲載された「お客様は神様」じゃない 猛威振るう反社会的消費者という記事が一部で話題になっている。「コンビニ土下座事件」などの顧客トラブルを受けたもので、顧客との関係見直しを提案する内容だ。顧客との関係は商売を行なう上で最も大切なものでありながら、相手があることもあって一筋縄では行かないもの。見直しの方向性や手段は別にして、これを機会に顧客との関係を再考するのは悪くない取り組みだろう。
 
さて、この記事の中に「問い合わせの多くは60代以上」と題したグラフが掲載されており、「企業に電話で問い合わせをする人の35.8%は60代以上で他の世代よりも圧倒的に多い」とある。記事のトーンは、まるで高齢者にクレーマーが多いようなニュアンスだ。だが、果たして本当にそうだろうか。そもそもの人口構成比を無視しているのが気になってならない。
 

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credit: EJP Photo via FindCC

 
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新成人5万人増加の意味するところは?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1672文字)


週明け1月12日は成人の日。この1年間で20歳になった「新成人」は126万人で、前年と較べて5万人多い。新成人の増加は、実に21年ぶりのことだという。
 
参考:統計トピックスNo.85 「未(ひつじ)年生まれ」と「新成人」の人口-平成27年 新年にちなんで- (「人口推計」から)|総務省統計局
 
さて、この21年ぶりの「新成人」増加。人口について久しぶりに耳にするのプラスの話題のようだが、自分が知っている人口動態の現状とはどうも合わない。では、この変化にどのような意味があるのだろうか。
 

 
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出生数100万人のポテンシャルは?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1655文字)


2014年の出生数は100万人を割る可能性がある。
先日の記事ではこう書いたものの、「出生数100万人」がどのくらいの数値なのかピンと来ない人も多いだろう。もちろん、100万人は100万人なのだが、こういう大きな数値というのはしっかりと捉え難いものだ。100万人と聞いて何となくわかったつもりになっても、数値のリアルな感触がなかなか掴めない。
 
では、「出生数100万人」はどのくらいの大きさの数値なのだろうか。
今回は、2つの方法でこの数値の持つ意味を説明してみる。
 

 
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