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人口構成を定期的にチェックしよう!


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1864文字)


今や日本人の4人に1人が高齢者だという。16日の「敬老の日」を前に総務省が発表したデータによりあきらかになった。高齢者の増加に驚きはないし、その構成比が今年ほぼ4分の1になるのも事前の予測通りだが、こうやってニュースになると改めて刺激を受ける(参照:日本人の4人に1人が高齢者に|NHKニュース)。
 
人口の予測は当たりやすい。大胆な移民の受け入れでもしない限り急に0歳以外の人口が増えることはないし、伝染病の大流行でも起きない限り各年齢の1年あたりの死亡率は大きく動かないからだ。出生数の予測はこれらと較べて不確実性が高いものの、子供をつくる年齢層の人口が予測可能なので大きなズレは生じない。
 
このため、人口に関するニュースは予想できる。上でも書いた通り、今年(2013年)の「4人に1人が高齢者」は予想の範囲内だ。このまま行けば、2024年には高齢者の人口が全体の3割を超えるし、来年(2014年)には出生数が100万人を割る。後者は、大台を割ったという印象が強いため特に大騒ぎをするだろう。
 
さて、人口関連のニュースは、何らかのデータが区切りの良い数値を超えたり、割ったりしたときに取り上げられる。しかし、当然ながら、問題はある特定の値を突破したことではない。ニュースの背景にある人口構成の大きな変化の流れこそが重要なのだ。人口構成の変化はビジネスの至る部分に影響する。ビジネスに携わるなら、人口構成の変化を見逃してはならない。
 

Photo credit : JD Hancock / Foter / CC BY Photo credit : JD Hancock / Foter / CC BY

 
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入社試験に数独を!


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1752文字)

右図は99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」です。
この「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい。

 
これは今年、麻布中学校の入学試験で出題された質問だ(実際の試験はイラスト付き)。獏とした問題で、小学生はもとより大人でも答えるのが難しいと言えるだろう(参考:麻布中学の入試で出題された「ドラえもん」問題が話題に|NAVERまとめ)。
 
慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)にある総合政策学部では、世界的に人気のパズル・数独(Sudoku)が出題された。これも不慣れな人には相当手強い問題だと思われる(参考:【画像】 慶應義塾大学・総合政策の入試でまさかの「数独」出題wwwww SFC|NAVERまとめ)。
 

photo credit : aldoaldoz via photopin cc

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いずれもかなりユニークな出題であり、非常識だと思う人もいるだろう。「こんな問題で学力がわかるのか」、「一所懸命勉強した受験生を馬鹿にしているのでは」などと考える人もいるかも知れない。しかし、このいささか突飛な入試問題は、企業の採用担当者が真摯に検討すべきテーマを投げ掛けているように思える。
 
 
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アジア人口の膨大さをあらわすインフォグラフィック


この記事の所要時間: 10秒 〜 20秒程度(715文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

photo credit : delugetheory

 
これは涙目で仕事しないSEで紹介されていた10億人ずつの人口で7つの地域に分割し直した世界地図です。
 
アメリカ(緑)が北米と南米にオーストラリアを加えてやっと10億人なのに対して、アジアは東アジア(赤)、東南アジア(水色)、南アジア(橙色)、北アジア・中央アジア等(紫色)がそれぞれ10億人ずつ。アジアの人口の膨大さを見事にあらわしていると言えるでしょう。シンプルでありながらいろいろ考えさせられる、かなり雄弁な1枚です。
 
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人口重心をGoogleマップで確認しよう!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1200文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
総務省統計局のホームページで、2010年の国勢調査に基づく人口重心が公表されました(統計トピックスNo.61 我が国の人口重心)。人口重心は「人口の1人1人が同じ重さを持つと仮定して,その地域内の人口が,全体として平衡を保つことのできる点」のことです。厳密に考えるとかなり難しいところもありますが、人口の中心と捉えて大きな間違いはないでしょう。ホームページでは、市区町村別、都道府県別の人口重心のデータがダウンロードできるようになっています。
 
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2025年、日本の若者比率は・・・


この記事の所要時間: 130秒 〜 230秒程度(1027文字)

30歳よりも若い人口の比率を示した2005年と2025年の世界地図比較

 
中小企業診断士の佐々木孝です。
 
これは涙目で仕事しないSEの本日の記事30歳よりも若い人口の比率を示した2005年と2025年の世界地図比較に掲載されていたマップです。見掛けに派手さはないですが、画像のチカラを感じる極めてメッセージに富んだ一枚のように思います。
 


若者比率は南高北低


30歳よりも若い人口の比率、すなわち若者比率は、北半球で低く(図の青い部分)、南半球で高く(図の赤い部分)なっています。若者比率が南高北低であることは当然予想できる傾向ですが、それを一図でここまで明確にあらわしていることに驚かされます。
 
当たり前だと思う傾向でも、事実やデータに基づくことで、説得力の向上、地に足が着いた議論の実現が可能になるのです。
 


2025年、日本の若者比率は・・・


2005年と2025年を比較すると、2005年にはなかった濃い青(若者比率30%未満)が2025年のマップに登場します。日本と韓国、そしてヨーロッパの国々です。一方で、アメリカ、イギリス、フランスは薄い青(若者比率30%〜44%)をキープしています。若者減少とGDP低下の関係を考えると、なかなか厳しい結果です。
 
一般的に将来予測の多くはあたりませんが、人口統計だけは例外だという考え方があります。いきなり20歳の人は生まれませんし、年齢別の死亡率の動きは安定しているからです。少子化対策や移民政策で大きな効果や変更がない限り、ほぼ間違いなくこのような状態になるでしょう。
 
覚悟を決めて、事実(現時点では予測ですが)を受け入れる必要があります。
 


中国、メキシコが高齢化クラブに仲間入り?


もう一つ注目されるのが、赤(若者多い)から青(若者少ない)に変わる国々です。目立つのは中国、インドネシア、メキシコ、アルゼンチンあたりです。今は活力のある国も、人口構成の変化が大きな影響を及ぼすのは間違いありません。高齢化クラブに仲間入りといったところでしょうか。
 


人口データはすべての基本


人口データは、どのような商売を考えるにしても基本となる重要データです。しかし、大きな数字がたくさん並ぶ無味乾燥な人口データは取っ付き易いものではありません。今回紹介した図のような極度に単純化したものでもいいので、おおよその傾向を把握することがとても役立ちます。
 
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。