タグ : データのチカラ

コンビニの冷蔵ケースにジャンル表示は必要?


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(1959文字)


先日のこと。とあるコンビニで、冷蔵ケースの上に商品のジャンル名が表示してあるのに気づいた。「弁当」、「サンドイッチ」、「日配食品」、「惣菜」、・・・。他のコンビニチェーンでは見掛けない表示への第一感は「お客に優しい」。何がどこにあるかがわかれば、お客は買い物をし易くなる筈だ。
 
ただし、こういう表示が本当に必要なのかという疑問も感じる。何せ、他のコンビニは同様のことをしていない。真似が難しいということはないので、そこには何か理由があるのだろう。ジャンル表示は一見「お客に優しい」ようだが、実は必要ないのかも知れない。
 

 
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裸足の国で靴を売る! 〜データと意思決定〜


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2158文字)


マーケティングに「裸足の国で靴を売る」というネタがある。住民すべてが裸足で暮らす国があったとき、そこで靴を売るか/売らないかという問い。当然、この質問への答えは次の2つに別れる。

 A.みんな裸足なのだから、誰もが靴を買う可能性があるので、売る。

 B.みんな裸足なのだから、誰も靴を買う可能性がないので、売らない。

あなたならA、Bどちらの立場で考えるだろうか。
 
もちろん、この話に正解はない。現状を所与とせず、積極的にアプローチすることの大切さを説く向きも多いが、攻めの姿勢ばかりが必ずしも正しいとは言えないだろう。出典がはっきりしないこともあり、その意味付けはいろいろだ。それでも、よくできた設定なので、何かマーケティング的にものを考えるときに役に立つ。そこで今回は、この話をデータ活用の立場で考えてみようと思う。
 

barefoot

credit: dhammza via FindCC

 
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家計調査の分類改定がおもしろい!


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1880文字)


総務省統計局が実施している家計調査では、家計の収入や支出を事細かに調べている。その分類の項目数は、「消費支出」だけでも約500。一例として「調理食品」の「他の調理食品」を見れば、前回の記事で扱った「ぎょうざ」以外にも、「うなぎのかば焼き」、「コロッケ」、「しゅうまい」、「冷凍調理食品」など計12項目が調査されている。調査目的のために必要なのだろうが、気が遠くなるような細かい分類だ。
 
さて、この家計調査。昭和20年代から継続されている歴史ある調査だが、収入や支出の分類は不変という訳ではない。世の中の変化に合わせて、分類は数年おきに見直されている。そして、この改定がちょっとおもしろい。そこで今回は、今年(2015年)1月に行なわれた分類改定の内容を紹介してみよう。
 

 
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比率のタイプに気を付けよう!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1597文字)


ある数値を別のある数値で割ることによって求められるのが「比率」。多くの人が日々使っている比率に、実はいくつかのタイプがあることをご存知だろうか。同じように割り算で求められる比率にも、分母と分子の関係性によってタイプがあるのだ。
 
『統計学でリスクと向き合う 新版』(宮川公男/東洋経済新報社)によれば、比率の主要な種類は次の4つだと言う。

 (1)構成比率
 (2)対立比率
 (3)発生比率
 (4)指数

これが唯一無二のわけ方ではないだろうが、この分類を意識できると数値の読み方が違ってくる。どれに当てはまるかを自然に考えることで、比率の「意味」がよりはっきりしてくるのだ。数多くの比率が世にあふれる今の時代、このような分類を知っていることがデータを活用する基礎力となるだろう。そこで今回は、この分類を紹介しようと思う。
 

division

credit: m o u s e via FindCC

 
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恵方巻きは伸びている!


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1806文字)


暦は大寒。2月に入って立春を迎えれば、そのうち春一番も吹く。この寒さもあと少し。いささか気が早いが、春は確実に近付いてきている。
 
立春の前日は節分だ。この日に向けて、スーパーやコンビニの店頭は賑やかになる。豆まき用の炒り豆が売っていたり、恵方巻きの予約を受け付けていたり。やや節操が無いようには思うものの、何にせよ商魂たくましい姿は素晴らしい。
 
さて、節分に恵方巻きを食べる習慣は、少なくとも関東に限って言えばかなり人為的なもの。大手コンビニチェーンなどが、力ずくで広めた感がある。そして、このような人為的な習慣で気になるのは、それが本当に一般家庭に根付いているかだ。「力ずく」が成功しているのか、失敗しているのか。これも、Googleトレンドを使って確認してみたい。
 

 
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