タグ : データのチカラ

『明日への統計』からはじめよう!


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1713文字)


統計は取っ付き難い。
ややこしい数式がたくさん登場する統計学はもとより、さまざまな事象の実態をあらわす統計データもあまり近寄り易いものではないだろう。役に立つ筈の統計データがなかなか使われないのは、その取っ付き難さに一因があるように思えてならない。
 
中でも、各省庁が発表している統計情報は特にあつかい難い印象だが、例外がある。
それが今回紹介する『明日への統計』だ。
 

統計

credit: geralt via FindCC

 
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ゴキブリ指数は有効?無効?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1876文字)


ゴキブリの発生リスクが一番高い都道府県は東京都らしい。マイスタースタジオという会社が発表したデータによるもので、東京都の指数は2.31。これが全国平均を1として算出した値だから、東京のゴキブリ発生リスクは全国の2倍以上ということになる(参考:ゴキブリ「発生リスク」が高い街はどこか?|MSN産経west)。
 
この「ゴキブリ指数」とでも言いたくなる数値。
「まあ、そんなところかな」と思いつつも、算出方法が気になるのがデータ好きの性だ。そこで、この指数についてちょっと考察してみた。
 

計算

credit: geralt via FindCC

 
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今年のゴールデンウィークは連休が少ない?


この記事の所要時間: 130秒 〜 230秒程度(1026文字)


毎年、ゴールデンウイークになると繰り返されるのが、「今年は曜日のめぐり合わせが良い/悪い」という話。何日が何曜日なのかによって休日の並びが違うのは間違いないものの、自分にはいまいちピンとこない。ゴールデンウイークの過ごし方に大きな影響を与えるとは言え、話の根拠が曖昧過ぎてよくわからないのだ。そこで、ちょっとした一覧表をつくってみた。
 

祝日

Photo credit : Stéfan / CC BY-NC-SA

 
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炭鉱のカナリアを仕掛けよう!


この記事の所要時間: 430秒 〜 530秒程度(2505文字)


「炭鉱のカナリア」という考え方がある。
その昔、炭鉱で一酸化炭素などの発生を知るためにカナリアを使っていたことに由来するもので、危険を早めに検知するための仕掛けのことを比喩的にあらわしている。カナリアは常にさえずっているのに、空気に異常があるとそれを止める。この習性を検知のために使った訳だ。オウム真理教への強制捜査のとき、捜査員がカナリアの籠を手に持っていたことを覚えている人もいるだろう。
 
さて、この炭鉱のカナリア。ビジネスの現場でも応用できそうに思う。迫り来る危険を確実に検知するため、カナリアを仕掛けるのは筋の良い取り組みと考えられる。
 

アラート

Photo credit : Michael Innes / CC BY-SA

 
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日本人は「自分撮り」が好きじゃない?


この記事の所要時間: 420秒 〜 520秒程度(2437文字)


セルフィー(selfie/selfy)という言葉をご存知だろうか。
公式の定義は「自分を撮影した写真。典型的な例は、スマートフォンやウェブカムで撮影され、ソーシャルメディアサイトにアップロードされた写真」。SNSにアップする使い方はあくまで一例であり、要は「自分撮り」のことだ。昨年はオックスフォード英語辞典の流行語にも選ばれた。英語圏では、「自分撮り」が新しい一つの単語になっているらしい(参考:2013年の流行語は「selfie(自分撮り写真)」–オックスフォード英語辞典が選出|CNET Japan)。
 
このセルフィー。世界中どこでも見られる現象だと思われるが、もっとも「自分撮り」が好きなのはフィリピンのマカティ市だという。米タイム誌の調査によるもので、日本の都市はベスト20に一つも入っていない。このランキングを見る限り、日本人は「自分撮り」があまり好きじゃないと言えそうだ(参考:世界一「自分撮り」好きな都市は?米タイム誌ランキング|AFPBB News)。
 
さて、ランキングを真に受けてコメントをしてみたが、もちろんこういうデータを見るときはくれぐれも慎重になる必要がある。指標に付けられたラベルと、その算出方法がフィットしているとは限らないからだ。指標の意味をしっかり把握せずに前に進めば、おかしなことに成り兼ねない。
 

セルフィー

Photo credit : Martin Fisch / CC BY-SA

 
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