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「ウィルス広告」は広告ブロックで防げ!?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1630文字)


読売新聞に広告表示したら感染…ソフト最新化を急げという興味深い記事があった。トレンドマイクロの記者向けセミナーを受けたもので、バナー広告を「表示しただけ」で感染するウィルスを紹介している。
 
「ウィルス広告」とでも呼びたいこの新手の攻撃で厄介なのは、「あやしいサイトには近寄らない」という対策が効かないところ。インターネット広告の配信がカオス状態になっていることを利用しているため、「一般向けの正規サイト」でも感染するおそれがある。
 
現に、「不正広告の表示が推測される国内サイト(2015年7月〜10月)」は、
 ●ブログ・Wiki・レンタルWeb 63%
 ●企業・ビジネス 7%、
 ●ニュースメディア・情報ポータル 4%
 ●その他国内サイト 4%
 ●アダルトサイト 2%
 ●海外サイト 20%
となっており、企業サイトやニュースサイトにも危険があるとのこと。つまり、「ウィルス広告」については安全地帯などない。どこでウィルス感染しても不思議はないのだ。
 
さて、記事では「ウィルス広告」対策として、
 ●ソフトウェアを常に最新バージョンにすること
 ●総合型のセキュリティー対策ソフトを使うこと
の2つが挙げられているが、これにはまったく別のアプローチも有効だと考えられる。それが、この記事のタイトルに登場する広告ブロック。臭い匂いは元から絶つのが一番だ。
 

ブロック

credit: Alexas_Fotos via pixabay

 
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「テロが起きたら、まず逃げろ」という現実論


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1514文字)


パリの同時多発テロをきっかけに、改めて世界中でテロの脅威が叫ばれている。各種テロ対策も更に強化されることが予想されるが、テロ撲滅は至難の業。残念ながら、今後とも一定確率でテロが発生すると考えるのがリアルだろう。
 
このような状況の中、テロが起きたときのガイドラインがCNNで紹介されていた(参考:まず「逃げろ」、テロが起きたらすべきこと 英ガイドブック|CNN)。テロ対策が充分な成果を上げたとしても、明日テロに巻き込まれてもおかしくないのが今の状態。テロ撲滅を声高に叫ぶよりも、このようなテロ発生時ガイドラインを共有することこそが、テロ対策の現実論のように思う。
 

escape

Photo credit: daliborlev / Foter.com / CC BY-NC-SA

 
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マイナンバー通知カード、誤配して何が悪い!?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1500文字)


その運用に不安の声も挙がっているマイナンバー制度。このマイナンバーを知らせる「通知カード」の簡易書留郵便で、誤配が起きた(参考:マイナンバー通知カードを誤配=千葉・浦安で、郵送開始以来初-日本郵便|時事通信)。「隣の部屋に住む人の分も重ねて2通手渡し」してしまったことが原因だという。
 
上では最初の誤配の記事を参考として挙げたが、誤配はこの後も各地で続いている。日本郵便は再発防止に努めるとし、総務省は日本郵便に対して厳重注意の行政指導を行なったようだが、その効果は限定的だろう。なぜなら、いくら努力しようと、いくら注意しようと、ヒューマンエラーは必ず起きるからだ。この誤配で日本郵便を責めても何も解決しないし、ましてや実際にミスをした郵便配達員を処分したところで責任転嫁にしかならない。多数の作業をすれば、一定の確率でミスが生じるのは当たり前だ。ミスが発生したことよりも、そもそもミスゼロを前提としていることに疑問を感じる。
 

 
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太ったおばさんが歌い出すまでは・・・


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1491文字)


ニューヨーク・ヤンキースの伝説的な選手、ヨギ・ベラが亡くなった。とは書いたものの、ヨギの選手時代はもとより監督時代さえよく知らない。知っているのはそのユニークな名言の数々だ。
 
中でも印象に残っているのは、ナシーム・ニコラス・タレブの『まぐれ』(ダイヤモンド社/2008年)で紹介されたこの言葉。

太ったおばさんが歌い出すまでは終わりじゃねえよ

「野球は九回ツーアウトから」や「勝負は下駄を履くまでわからない」と同じことだが、「太ったおばさん」のインパクトが強烈で記憶に残りやすい。
けだし名言であると思う。
 

ヤンキースタジアム

credit: krisr1 via pixabay

 
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「誕生日のパラドックス」を実証する


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1521文字)


確率には、人間の直感と合わないものがある。学校の確率の授業で登場する「誕生日の問題」などはその典型だろう。質問の仕方はいろいろで、例えば「何人集まると、その中に同じ誕生日の人がいる確率が5割を超えるのか」。1年365日を2で割って182人や183人という答えが出たり、山勘で50人、100人という答えが出たりするが、この質問の正解はたったの23人。この正解が直感で思い浮かぶ人数と較べてあまりに小さいため、「誕生日のパラドックス」と呼ばれることもあるようだ。
 
さて、この直感に合わない確率を数式で説明するのは簡単だが、確率が苦手な人はそれでも納得しないらしい。そこで、腕試しがてらいたずらに実証してみよう。何人集まったら同じ誕生日の人が出現するのか、実際に試してみるのだ。
 

誕生日

credit: Gil-Dekel via pixabay

 
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