タグ : 商品コンセプト

テレビの未来はTOKYO MXがつくる!?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1523文字)


近い将来、「5時に夢中!」が日本中で見られる日が来るかも知れない。この番組を放送するTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)が、同局の番組を全国から無料で見られるスマホアプリ・エムキャスをリリースしたからだ。アプリの説明には「スマホでテレビが綺麗にサクサク見られる時代がきました!」とあり、そのコンセプトは明解だ。
 
スマホでテレビを見るだけならワンセグでも可能だが、このエムキャスはTOKYO MXの番組を「全国どこからでも」見られるところが新しい。地上波の番組を、他の地域からも見ることができるようにするのだから画期的だ。現時点ではTOKYO MX単体でのサービス提供とはいえ、テレビの未来を変える大きな一歩になっても不思議がないように思う。
 

 
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MacBook、拡張性のなさに個性あり!


この記事の所要時間: 410秒 〜 510秒程度(2354文字)


新しいMacBookが発売になった。Appleのノートパソコンは、既にMacBook ProとMacBook Airがあり、これにAirもProも付かない無印のMacBookが加わったことになる。無印のMacBookは以前発売されていたことがあり、シリーズの名称としては復活となるが、まったく新しいコンセプトのMacBookだ。
 
その最大の特徴は薄さと軽さ。ディスプレイは12インチで、薄さ13.1mm、軽さ920gとなっている。MacBook Airも薄くて軽いが(11インチで17.0mm/1,080g)、その上を行くスペック。既存のノートパソコンの「ここを1ミリ削り、そこを1グラム減らすといったやり方」ではなく、「重要な要素を一つひとつ再発明した」ことにより実現できたものだという(参考:MacBook|Apple)。
 
薄さと軽さにこだわった無印MacBookで、そのぶん犠牲になっているのが拡張性だ。USB-Cポートが1つだけというのだから、徹底している。他にあるポートはヘッドフォンポートのみで、これ以外の入出力はすべてこのポートで行なうことになる。充電もこのUSB-Cポートで行なうのにポートはたった1つしかなく、もはや拡張性が「低い」を通り越して「ない」感じだ。
 
当然、この拡張性のなさを批判する向きもあるが、それはお門違いというもの。拡張性のなさを、むしろ強い個性と捉えることが適切なように思う。
 

 
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スマートウォッチは充電不要が当たり前?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1516文字)


何かと話題のウェアラブル端末。電子機器を「持つ」ものから「身に着ける」ものに変えることへの期待は大きいようで、メガネ型、ヘッドホン型、指輪型など、いろいろな商品や商品コンセプトが発表されている。
 
そして、ウェアラブル端末の本命は何と言ってもスマートウォッチだろう。Moto 360をはじめとするAndroid Wear搭載商品は昨年(2014年)から登場しており、この4月には待望のApple Watchが発売される。Appleの新商品ついては噂の域を出ない情報が多いが、今回の「4月発売」は収支報告会見でのティム・クックCEOの発言なので間違いないだろう(参考:ティム・クック曰く、Apple Watchは4月に発売|TechCrunch)。
 
さて、そんな中、デザイン性の高い腕時計で有名なスォッチからも、スマートウォッチが発売されるという(参考:スウォッチ、充電不要の革新的なスマートウォッチを発売へ|GIZMODE)。この商品の最大の特徴は充電が不要なところ。何とも画期的な商品のように思うが、よく考えれば当たり前だ。これまで、毎日充電が必要な腕時計などあっただろうか。腕時計を出発点に考えれば、「充電不要」に行き着くのは必然とも考えられる。
 

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credit: simplebitsdan via FindCC

 
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ガレージ伝説は嘘? オープンな時代の物語作法


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1797文字)


Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックが、またまた人騒がせな発言をしたようだ。ウォズ曰く、「Appleはガレージで創業していない」。完成した製品はジョブズ家のガレージから出荷したものの、そこで設計や開発までは行なっていないというのだ。Apple成功物語の重要な要素であるガレージでの創業伝説をあっけらかんと否定したことになる。あくまで「嘘」ではなく「誇張」とのことだが、ガレージでの創業にロマンを感じていた人には(?)ちょっとショックな告白だろう。
 
参考:「Appleはガレージで創業していない」「ジョブズはApple IIで変わった」など、Appleの真実をウォズニアック氏が語る|GIGAZINE
 
さて、この話題で改めて考えたのは、過剰な物語のはかなさだ。商品の品質だけでは競争が難しい今の時代、巷には、その開発経緯や利用シーンについての物語が溢れている。そして、商品の魅力を少しでも伝えるため、物語は日々過剰になっている。良く言って「出来過ぎ」、遠慮なく言えば「怪しい」物語も数多い。そんなギリギリの伝説では、いつ足元を救われても不思議がなく、ギャンブルをしてるようなものだ。マーケティングに物語を使うのなら、今が何でもすぐにバレるオープンな時代であることを踏まえて、脇を固めた物語作法が必要になる。
 

apple garage

credit: clambert via FindCC

 
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「スマート印鑑」は売れるのか?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1701文字)


今度はスマート印鑑だそうだ。謳い文句は「持ち運びに便利な世界最薄0.34mmの携帯印鑑」。何せ、印鑑なのに本体(?)がないのだから画期的だ。本日より、東急ハンズなどで発売開始になっている。
 
さて、この「スマート印鑑」。かなりキャッチーな商品だが、「売れると思うか?」と問われると困ってしまう。正直に言えば、よくわからない。商品の持つポテンシャルの高さはわかるものの、これを利用してまで押印が必要な場面が思い浮かばないからだ。
 

hanko

 
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