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OneDrive「無制限」終了と大盤振る舞いリスク


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1808文字)


数々のクラウドサービスが世間を賑わせる中、残念なニュースが飛び込んできた。Microsoftが、「Office 365」ユーザーに提供しているOneDriveの使用容量を「無制限」から「1Tバイト」に変更したというのだ。変更の理由は、一部のユーザーが「平均的ユーザーの1万4000倍に相当する75Tバイトものデータをアップロード」したためだという(参考:Microsoft、「OneDrive」の無料容量縮小ヘ “容量無制限”は終了|ITmedia ニュース
 
少し前には、Evernoteも「無制限」を取り下げている。有料会員制度「Evernoteプレミアム」ユーザーのアップロード容量に、「月間10Gバイト」の上限を設けたのだ。「大量のファイルの保管・バックアップという「これまでと違う用途」にEvernoteを使い始めるユーザが増え」たための処置とのこと。月間10Gバイトで「既存ユーザの99.999%のニーズを満たす」というのだから、特殊なユーザーが0.001%程度いたことになる(参考:Evernoteプレミアム、月間アップロード容量を「無制限」から「10Gバイト」に 「想像以上の混乱と問題」受け|ITmedia ニュース)。
 

サーバー

credit: blickpixel via pixabay

 
MicrosoftもEvernoteも、その規模こそ違うもののインターネットの大立者。一部ユーザーがどれだけディスク容量を使おうとどこ吹く風のように思うが、そうはいかない理由があったのだろう。何にでも例外的なユーザーが付きものとは言え、それらのユーザーが極端に走り過ぎると全体に悪影響を及ぼすようになる。今の時代、例外的なユーザーへの対応にも新しい考え方が必要なようだ。
 
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iPhoneのパスコードはAppleでも解除不可能!


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1439文字)


iPhoneにパスコードロックを掛けている人は多いだろう。何かのときにiPhoneの中の情報を盗み見られないための、ちょっとしたセキュリティとなるからだ。たとえ4桁のパスコードでも、当てずっぽうで解除するのは至難の業。パスコードロックは、掛けておいて損のない保険のように思っている。
 
ただし、このパスコードを忘れると大変なことになる。 iTunesで同期したデバイス等があれば復元できるようだが、これにあてはまらない場合はiPhone自体の初期化が必要らしいのだ。Appleとて「裏技」はないようで、アメリカの裁判では「最新のOSを搭載したiPhoneの場合ロックの解除は「不可能である」と回答」したという(参考:Appleでも「iPhoneのロック解除は不可能」、パスコードを知らない限り端末内のデータにはアクセス不可能であることが明らかに|GIGAZINE)。
 
パスコードを忘れたユーザーを救うためには裏技を用意しておいた方がいいが、それをすればその分だけセキュリティが甘くなるのが道理。抜け穴が空いていれば、そこを狙われるのだ。裏技をつくることは顧客志向のようで、実はそうではない。「裏技」をつくらない非情な設計こそが、セキュリティを守るために必要な覚悟のように思う。
 

穴

credit: igrishkoff via pixabay

 
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iPhoneのパスコードを6桁にする方法


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1326文字)


先週発売になったiPhone 6Sのパスコードは、デフォルトで6桁だという。4桁が6桁になることで画面のロックを解除する作業がやや煩雑になるものの、パスコードが破られる確率は1万分の1から100万分の1に強化される。iPhoneにどの程度のセキュリティが必要と考えるかは価値観次第だが、スマートフォンで重要な情報をあつかう機会が増える中、当然の流れなのかも知れない。
 
当然ながら、パスコード6桁はiPhone 6Sの仕様ではなく、iOS 9の仕様のようだ。バージョンアップしてiOS 9にした場合はパスコードが4桁のままだが、それは今までの設定が残っているためのこと。最新のiPhone 6Sでなくても、セキュリティを強化するためにパスコードを6桁にすることは可能だ。
 

iPhone

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太ったおばさんが歌い出すまでは・・・


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1491文字)


ニューヨーク・ヤンキースの伝説的な選手、ヨギ・ベラが亡くなった。とは書いたものの、ヨギの選手時代はもとより監督時代さえよく知らない。知っているのはそのユニークな名言の数々だ。
 
中でも印象に残っているのは、ナシーム・ニコラス・タレブの『まぐれ』(ダイヤモンド社/2008年)で紹介されたこの言葉。

太ったおばさんが歌い出すまでは終わりじゃねえよ

「野球は九回ツーアウトから」や「勝負は下駄を履くまでわからない」と同じことだが、「太ったおばさん」のインパクトが強烈で記憶に残りやすい。
けだし名言であると思う。
 

ヤンキースタジアム

credit: krisr1 via pixabay

 
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鍵の画像にモザイクを!


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1399文字)


最近、ネット上のセキュリティがよく話題になっているが、リアルな世界のセキュリティでも気になるニュースがあった。スーツケースなどで使われている「TSAロック」のマスターキーが、3Dプリンターで複製された事件だ。マスターキーが複製されては、鍵が鍵として機能しなくなってしまう。スーツケースの鍵に過度な堅牢さを期待する人は少ないとしても、由々しき事態なのは間違いない(参考:スーツケースに使われる「TSAロック」のマスターキーのデータが流出…3Dプリンターで簡単に作られる|らばQ)。
 
さて、この事件。マスターキーが3Dプリンターで出力されたというアウトプットの部分に目が行きがちだが、ポイントはインプットの方にある。鍵の形状のデータは、実際のマスターキーからかたどられたわけでも、ハッキングで盗まれたわけでもない。データは、誰もが手に入れられるものからつくられたのだ。
 

鍵

credit: bykst via pixabay

 
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