タグ : 戦略

相互作用を考えるメカニズム解明法は現実的?


この記事の所要時間: 430秒 〜 530秒程度(2541文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
引き続き「経営戦略の3つの思考法」を取り上げます。
今回はメカニズム解明法。真打登場です。
 

photo credit : internetsense via photopin cc

 
続きを読む

要因列挙法を使いこなそう!


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1942文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
前回(カテゴリー適用法に気をつけろ!)に続いて、一橋大学大学院の沼上幹教授が提唱する「経営戦略の3つの思考法」を取り上げます。
 
今回は要因列挙法です。
 

photo credit : Lars Plougmann via photopin cc

 
続きを読む

顧客満足の小差がシェアの大差を生む!?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1511文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
引き続きモンテカルロ法を使って考えます。
前回前々回は、スポーツを対象にしてモンテカルロ法によるシュミレーションを試みましたが、今度はビジネスへの応用です。
 
以下のような状況を考えてみました。

 ・AとBという2種類の商品だけで構成されている市場がある。

 ・現在、両商品のシェアは50%ずつ。
  消費者は2つの商品を完全にランダムに選択している。
  つまり、Aの選択確率 = Bの選択確率 = 50%。

 ・両商品の品質には違いがあり、顧客満足に差が出る。
  この結果、購入経験により次回以降の選択確率が変動する。
   Aを購入:Aの選択確率が1回あたり10%増加
   Bを購入:Bの選択確率が1回あたり5%増加

 ・消費者は月に一度ずつこの商品を購入する。

 
このとき、1年後の両商品のシェアはどうなっているでしょうか。
 

photo credit : redwood 1 via photopin cc

 
続きを読む

「不満解消 ≠ 満足向上」に気を付けろ!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1184文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
モチベーションについての考え方として、ハーズバーグの動機づけ・衛生理論があります。職場において、従業員に「満足」を与える動機づけ要因と、「不満」を抑える衛生要因は別々にあるという考えです。この理論に従えば、「賃金」や「労働条件」を改善しても、それは不満の解消にとどまり、満足やモチベーションの向上にはつながりません。モチベーションを高めるためには、これとは別に「仕事の達成感」や「責任範囲の拡大」が必要ということになります。まあ、簡単に言ってしまえば、モチベーションについて「不満と満足は非対称」だということです。
 
動機づけ・衛生理論は、本来、職場における個人や個人の勤務態度についての議論ですが、「不満と満足の非対称性」のフレームで考えることは他のジャンルにも応用可能でしょう。例えば、マーケティングにおいても有効なフレームだと考えられます。
 

photo credit : Der Toco via photo pin cc


 
続きを読む

期待値重視は状況次第


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1535文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 


投資先の選択は期待値で?


突然ですが、皆さんだったら次のどちらに投資しますか。
投資額は同じで、「両方に投資」はできません。
 

 A.70%の確率で1億円儲かる事業

 B.30%の確率で10億円儲かる事業

 

photo credit : Julia Manzerova via photo pin cc

 
教科書的に考えるなら、確率と儲かる金額を掛け合わせて算出できる期待値を比較します。結果はAが70%×1億円=0.7億円、Bが30%×10億円=3.0億円なので、期待値の高いBに投資するのが正解です。先日来取り上げている『まぐれ』(ナシーム・ニコラス・タレブ/ダイヤモンド社)も、確率より期待値を重視するよう勧めます。人は成功することを求めるがあまり確率優先で考えてAを選んでしまい、「正しい判断ができていない」という指摘です。これを正せばもっと儲かるし、ライバルのこの歪みを突けば相手を出し抜けることになります。
 
続きを読む