タグ : セオドア・レビット

娯楽の王様はテレビではなく動画だった!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1702文字)


2016年は「動画元年」だという。2014年も2015年も「動画元年」だったように思うが、そんな細かなことは気にしても仕方がない。動画に期待や注目が集まりながらも、その力をまだ存分に活かしきれていないというのが妥当な現状認識だろう。
 
とは言え、動画元年の影響は既にデータにあらわれている。通信機器大手・エリクソンが発表したレポートによれば、動画がモバイルデータ通信量に占める割合は2015年で約50%になっているというのだ。更に、2021年には、動画に使う通信量は2015年の10倍となり、モバイルデータ通信量の7割を占めるまでになるという(参考:世界のモバイルデータ通信量、21年までに10倍に=エリクソン|Reuters)。その力を活かしきれているかは別にして、動画がインターネットでたくさん見られているのは間違いない。
 
このデータから感じるのは、人は動画好きだということ。テレビの衰退が言われているが、そこで流されている「動画」は人気者のままなのだ。テレビと動画の関係は、「ドリルと穴」なのかも知れない。
 

ビデオ

credit: geralt via pixabay

 
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Yahoo!グループの終了は4月16日、あと1週間!


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(2022文字)


間もなくYahoo!グループがサービスを終了する。終了の期限は4月16日(水)の午後3時(予定)。メーリングリストとして使っている人は、新たなサービスに乗り換えないとグループへの連絡ができなくなってしまう。少し面倒でもGoogleグループなどをつくる必要があるだろう。今日を入れてもあと1週間しかない(Googleグループについて詳しく知りたい人はGoogleグループのはじめ方を参照のこと)。
 
この日付を見て驚いた人がいるかも知れない。Yahoo!が広くアナウンスしている期限は5月28日(水)だからだ。実際のところ、サービスの終了は4月16日、5月28日の二段階で行なわれる。最終終了日は5月28日で間違いない。でも、4月16日の第一段階の終了で「ページ上での閲覧を除くすべての機能を停止」してしまう。つまり、新たな書き込みができなくなるわけで、メーリングリストとしては機能停止となる。バックアップなどを考えれば閲覧だけのサービスに価値がないとは言わないが、サービスの根っこの部分が止まってしまう4月16日のほうが重要な日付と言っていいだろう。
 
さて、このYahoo!グループの終了の告知を見ていて思うのが、顧客志向の欠如だ。世の中にマーケティングの発想が根付くには、まだまだ時間が掛るのかも知れない。
 

グループ

Photo credit : Sean MacEntee / CC BY

 
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タッチパネルがファクシミリを消し去る日


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(1960文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
残念ながら、今でもファクシミリはオフィスの必需品です。
 
ファクシミリは、自分宛の文書が届いたことに気付かなかったり、誰かに間違って持っていかれたり、これらが原因で「送った」「受け取っていない」の行き違いが生じたりで、トラブルの原因になることがしばしばあります。
 
ファクシミリを使った個人情報のやりとりは、誰に見られるかわからないため細心の注意が必要ですが、オフィスのファクシミリの受信トレイに個人情報が掲載された文書が長時間放って置かれることは珍しくありません。
 
このような例を考えてもわかる通り、ファクシミリは大人数のオフィスではかなり危険なツールです。しかし、それでも未だに使い続けられています。
 
それはなぜか。
今回はこれを考えてみることにしましょう。
 

photo credit : mrdarkroom via photopin cc

 
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「ドリルと穴」を使い易くフォーマット化!


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1104文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
今週はここまでマーケティング発想法にフォーカスしてブログを書いてきました。
 
どの記事もマーケティング発想法の

 人は製品を買うのではない。
 製品がもたらすベネフィットに対する期待を買うのである。

という考え方に基づいてはいるものの、あまり統一感は読み取れなかったことでしょう。この指摘があまりに根本的なもののため、同じマーケティング発想法を使って考えてもいろいろなアプローチが可能で、その結果、統一感がなくなってしまうのです。
 
マーケティング発想法を提唱するセオドア・レビットは、マーケティングの具体的なノウハウよりもその考え方や哲学を優先します。レビットの言っていることは極めて重要ですが、「こうすればできる」というような類のものではないために使い勝手が悪く、このままでは折角の有効な考え方があまり役立ちません。
 
そこで、マーケティング発想法で考えるためのフォーマットをつくってみました。
 

photo credit : Cayusa via photopin cc

 
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欲しいのはSSD!? マーケティング発想法再び


この記事の所要時間: 410秒 〜 510秒程度(2357文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
先週10月23日(米国時間)、米アップル社がメディアイベントを行ない、いくつかの新製品を発表しました。メディアの注目はiPad miniに集中しているようですが、アップル好きとしてはディスプレイのエッジをわずか5mmにした極薄の新しいiMacに目を奪われます。
 
見掛けの美しさも然ることながら、「やられた!」と思ったのがFusion Driveという新しいストレージです。Fusion Driveは「大容量のハードドライブと高性能のフラッシュストレージを組み合わせた」もので、この2つを組み合わせてハイブリッドにしたところに妙があります。「言われてみれば当たり前」の便利なストレージなのですが、少なくとも佐々木の発想にはありませんでした。
 
今回はこのFusion Driveについて、マーケティング発想法で考えてみることにします。
 

photo credit : ElGekoNegro via photopin cc

 
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