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「台風コロッケ」をイノベーター理論で考える


この記事の所要時間: 40秒 〜 50秒程度(2290文字)


先週はじめの台風9号(ミンドゥル)に続き、この週明けには台風10号(ライオンロック)がやってきそうだ。例年より一足早い台風シーズンの到来といったところだろうか。台風10号はいったん南下、停滞して充分な水蒸気を吸収済み。「非常に強い」台風となっているので、やや弱まった気配があるとはいえ、しっかり準備するしかない。
 
さて、台風の準備といえば「台風コロッケ」だ。台風の日にコロッケを食べるという2ちゃんねる発祥のこの奇習も、先日8月21日(日)にめでたく15周年を迎えたという(参考:みなさんに愛されて15年 ネットの謎風習「台風コロッケ」が15周年を迎えていた|ねとらぼ)。たいぶ前からあるネタなのは知っていたが、そんなに古いという感覚はなく、15周年には正直びっくり。習慣というのは、このようにいつの間にか根付くものなのかも知れない(?)。
 
15周年ということでふと思ったのが、「台風コロッケ」は今でもおもしろいのかということ。今回は、これについて「イノベーター理論」を使って考えてみた。
 

コロッケ

credit: userbit via pixabay

 
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ウォーホルのランドセルを喜ぶのは誰?


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1450文字)


ランドセルの色は、男子が黒で、女子が赤。今となっては学校からの指定があったかはわからないが、一昔前まではこうと相場が決まっていた。ところが、最近では青、茶、ピンク、パープルなど黒・赤以外の色のランドセルを背負う小学生を見ることも珍しくなくなってきた。これを多様化といえば大袈裟になるが、ランドセルの市場も競争が激しくなり、各社が知恵を絞って差別化を目指しているのは間違いないだろう。
 
さて、今年ここに登場したのが、三越伊勢丹から限定で発売されたアンディ・ウォーホルのランドセルだ(参考:世界初のアンディ・ウォーホルランドセル 三越伊勢丹限定で発売|Fashionsnap)。外側は他のランドセルと変わらないが、ペロンとめくるカブセ部分の裏地にウォーホルデザインの柄を使い、前ポケットの革部分にアートワークが型押しされている。
 
小学生にウォーホルはフィットせず、無理な差別化を狙った「おかしな商品」のように見えるが、少し考えれば何ということはない。そのマーケティング的な狙いは明解だ。
 

 
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子供用テスラの狙いはどこにある?


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1424文字)


電気自動車もいろいろあれど、何かと注目を集めるのがテスラモーターズだ。日本円で1,000万円を超える高級車ながら人気は上々で、納車まで1年以上という話もあった。イーロン・マスクCEOのビッグマウスばかり目立つようだが、2015年の出荷は5万台を超えており、徐々に実績も重ねてきている。
 
さて、このテスラモーターズが米おもちゃメーカー・Radio Flyerと組んで、子供用の小さな電気自動車を発売するという(参考:赤いワゴンのおもちゃで有名なRadio FlyerとTeslaが499ドルで子供用電気自動車「Model S」をローンチ|TechCrunch Japan)。価格は499ドル(1ドル110円換算で約5万5千円)とおもちゃにしては高額だが、大人用(?)のテスラと較べれば手が届きやすくなっている。さて、この子供用テスラの狙いはどこにあるのだろうか。
 

tesla

credit: Ben_Kerckx via pixabay

 
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喫煙席を花粉症席に!


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1382文字)


花粉が飛んでいる。本格的な飛散はまだ先という情報もあるが、花粉症患者の鼻は敏感だ。自分の場合、今年2016年の花粉症初日は1月15日。既に、マスクと花粉症薬が手放せない状態になっている。
 
花粉症の時期に困るのが飲食店。食べ物、飲み物を口にするためにマスクを外す必要があり、普段より多く花粉を吸い込む可能性があるためだ。実は、今年の花粉症発症もこのパターンだった。出入りの多いコーヒー店で自動ドアの近くの席に座っていたら、翌朝には鼻水が止まらない状態に。「まだ大丈夫」という油断が惨事を招くことになった。
 
当然、花粉の飛散が多くなると、飲食店の選び方が違ってくる。花粉があまり入ってこない(ような気がする)ことが店選びの第一条件となるのだ。自動ドアより手動ドア、路面店よりビル内にある店、人の多い店より少ない店、・・・。大袈裟に聞こえるかも知れないが、花粉の酷い時期には案外深刻な問題となる。
 
花粉症の程度は人それそれとはいえ、彼ら彼女らが少しでも花粉の少ない場所を求めているのは間違いないだろう。つまり、花粉レスエリア(?)にはニーズがある。このニーズをうまく満たせば商機になるかも知れない。
 

くしゃみ

credit: stevepb via pixabay

 
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ハンバーグメニューは一太郎のEscキーだ!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1647文字)


スマートフォンのアプリケーションなどによくある横三本線のアイコン。あのアイコンを、俗に「ハンバーガーメニュー」という。どれだけの人が横三本線からハンバーガーを連想するかは別にして、言われてみればごもっとも。わかりやすいのは、間違いない。
 

credit: OpenIcons via pixabay

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さて、このハンバーガーメニューが好ましくないという指摘があるらしい(参考:なぜメニュー表示用ボタンの「ハンバーガーアイコン」はダメなのか?|GIGAZINE)。「それをクリックすることで何かが得られるとしても、何を得られるかがクリック前に明らかでない」ため、不親切とのこと。「アイコン+テキスト」などを並べたメニューの方がわかりやすく、「脱ハンバーガー」を目指すべきという主張だ。
 
自分の場合、ハンバーガーメニューから思い出すのは一太郎のEscキー。どのような状態にあっても、Escキーさえ押せばメニュー一覧が登場する仕組みだったと記憶している。何か困ったときに、「どこから始めればいいか」がわかる安心感はかなり大きく、ハンバーガーメニューにもこれを感じるのだ。ある意味でオールマイティのお助けボタンとも言えるハンバーガーメニューは、もっと肯定的に捉えられていいように感じた。
 
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