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朝食人気ナンバーワンはマクドナルド!?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1652文字)


先日、ロイターに米マクドナルド、朝食好きの間で一番人気 2位サブウェイ=調査という記事があった。外食産業各社が「朝食」に注目していると言われる中、アメリカの朝食人気ナンバーワンはマクドナルドなのかと思ったが、どうもそうとは限らないらしい。
 
記事のタイトルで読み飛ばしてはいけないのは、「朝食好きの間で」という部分。ランキングがあるとついつい順位に目が行ってしまうが、どのような組成のランキングなのかをチェックしないと勘違いの元と成り兼ねない。今回の記事で紹介されている順位は、「朝食好き」な人たちによるかなり特殊なランキングだ。
 

朝食

credit: condesign via pixabay

 
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お客の不満は聞くな!? 脱八方美人のススメ


この記事の所要時間: 40秒 〜 50秒程度(2230文字)


日本でもおなじみの麦芽飲料・ネスレ ミロの原材料が変更され、「ひどい味になった」など不満の声が出ているという。これはニュージーランドでの話で、他の国について変更の有無や消費者の反応は不明だが、「さもありなん」と言えよう(参考:ミロの製法変更、NZで抗議続出 「ひどい味」「がっかりした」|AFPBB News)。長く親しまれている食品の場合、大幅な味の変更はなかなか難しい。新しい味への否定的な反応は、コカコーラやキリンラガーでもあったこと。味の変更は個人の嗜好に関わるものだけに、何を変えてもどこからかは不満が出るものだ。
 
今回の件で特徴的なのは、不買運動がFacebook上で行なわれていることだろう。普通ならくすぶる筈の消費者の不満が、6,000回以上の「いいね!」によって「見える化」してしまっている。不満の声がこういう形で集まったのはこれがはじめてではないだろうが、少し前までなら考えられなかった事態。不満が「見える化」していることで、メーカー側は更に慎重な対応が必要になるように思う。
 
とは言え、企業たるもの、お客の不満の声に従うだけではいけないのも確かだ。不満の声に適切に応じるためには、まず、現状把握のための調査をみずから行なう必要がある。
 

 
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Microsoft Officeのターゲットは誰なのか?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1915文字)


最近のMicrosoft Officeは使い難い。
直感で言ってしまえば、何をするにも以前より手間が掛かるようになった。旧バージョンに対する「慣れ」を差し引いても、だんだん不便になっているように思えてならない。
 
自分の見立てでは、初心者でも使い易くするために熟練者の使い勝手が悪くなっている状態。パソコン利用者の裾野が広がる中、その新しいユーザーばかりをターゲットにすることで、これまで長く使っているユーザーに不便を強いている。ビジネスマンのデファクトスタンダードであるMicrosoft Officeが使い難くなれば、Officeの操作に熟練している人たちの生産性が大きく下がるのは必至。初心者をターゲットにするのも一つの戦略とはいえ、古くからのユーザーとしては何とも困ったものだ。
 

target marketing

credit: Thomas Hawk via FindCC

 
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自分撮り用「ナルシストの棒」は売れるのか?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2088文字)


インドネシアで「ナルシストの棒」がはやっているらしい。「ナルシストの棒」とは、少し遠くから自分撮りをするためのグッズ。言葉で説明するより、画像を見ていただいた方が早いだろう。これを見れば、商品の提供する価値は一目瞭然だ。
 

selfie stick

credit: JacobAWalker via FindCC

 
「はやっている」とは書いたが、このグッズ、実はインターネットでちょっと調べてたくらいではよくわからない。いくつかのブログ記事は出てくるものの、「ナルシストの棒」が一般名称なのか商品名なのかさえはっきりしない状態だ。総合的(?)に判断して「はやっている」としたのは、いかにもありそうな話だったからに過ぎない。
 
世界中でセルフィー(自分撮り)がはやっているのは間違いないだろう。そして、何ごともマンネリになれば、その行為はだんだんとエスカレートしてくる。その結果、ちょっと変わったセルフィーが撮れるこのようなグッズが出てくるのは、当然といえば当然の成り行き。日本で「ナルシストの棒」が流行しても不思議はないように思う。
 
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アンケート回答者は酔っ払いだと思え!?


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1726文字)


俗に、「アンケートは中学生でもわかるようにつくれ!」と言う。
難しい言葉や専門用語を使わず、わかり易い文章で質問しなさいという教えだ。また、アンケートをつくっていると、その対象となる商品やサービスについて詳しくなり、ついつい一般の消費者には理解できないような質問をしてしまうことがあるので、これを戒める含みもある。
 
さて、アンケートに長く携わってきた経験からこの教訓の趣旨には賛同するものの、想定する回答者を中学生とするところには以前から疑問を持っていた。何も「小学校高学年の方が適切」とか、「高校生で充分」という話ではない。想定回答者をセグメントする軸として年齢が適切かという議論だ。他の側面に注目して、むしろ回答者を酔っ払いと考えたらどうかと思う。
 

  
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