タグ : ユーザビリティ

メールトラブル防止は指折りチェックで!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1562文字)


先日、WIRED.JPにタリバンがBCCをCCでメール、送信先の400名が明らかにという記事が掲載された。「最新の活動を紹介するプレスリリースを載せた攻撃的な電子メール」をタリバンから受け取っているジャーナリスト、政治家、行政官、研究者、活動家のメールアドレスが、広報担当者の操作ミスによって受信者に丸見えになったらしい。中には、タリバンからのメールを受け取っていることが知られてはいけない人もいるだろう。一つ間違えれば大事に至る、かなり危ないメールトラブルと言える。
 
ビジネスの場でもメールトラブルは付きものだ。そして、そのメールトラブルが命取りになり兼ねない。それにも関わらず、メールトラブルは増え続けているように感じられる。日々送受信されるメールの量が増え、メールを送ることに対する慣れも手伝って、メール送信時の注意が散漫になっているからだろう。ある種のネット・バカとも言える。
 
もちろん、メールトラブルが頻繁に起きているからといって、自分もミスをしていいわけではない。メールトラブルは避けなければならない。今回は、メールトラブルを起こさないために、自分が行なっている指折りチェックを紹介しよう。
 

photo credit : the air we breathe. via photopin cc

 
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Windows 8入れたのにタッチ操作できない!?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2084文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
季節は秋。
クリスマス商戦を控え、IT各社が続けざまに新商品を発表、発売しています。
 
その最中、10月26日にマイクロソフトがWindows 8を全世界で発売しました。
Windows 7からユーザーインターフェースを大幅に変更し、直感的なタッチ操作が可能という触れ込みです。
 
今後、パソコンからタブレット端末への切り替えが進むという見立て(?)がある中、タッチ操作に対応していることを強調するのは当然でしょう。しかし、そのせいでおかしな勘違いが起きているようです。正に今回の記事のタイトルなのですが、「Windows 8入れたのにタッチ操作できない!?」という苦情が出ていると言うのです(参考:ああ勘違い、「報道が悪い」の声も Windows 8入れてもタッチパネルに「変身」しません|J-CASTモノウオッチ)。
 
正直、「苦情が出ている」の類はどこまで本当なのか裏付けを取れないので半信半疑なのですが、「さもありなん」という話です。「機器がタッチ操作に対応していなければタッチパネルにならなくて当然」と言うのは、わかっている人間の論法です。パソコンやタブレット端末の利用の裾野が広がり、かなり「わかってない人」も電子機器の恩恵をこうむっている現状を考えると、こんな話があっても何ら不思議はありません。
 
今回は、この何ともおかしな現象をカテゴリー適用法と結び付けて考えてみます。
 

photo credit : Yogesh Mhatre via photopin cc

 
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モバイル専用サイトは必要ない!


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1242文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
株式会社イードが運営するU-Siteというホームページで、ウェブサイト・ユーザビリティ研究の第一人者 ヤコブ・ニールセンが書く「ニールセン博士のAlertbox」が公開されています(日本語です)。ニールセン博士が展開するウェブサイトの使いやすさについての議論は本質的かつ刺激的で、やや理想論に走り過ぎる嫌いはあるものの、ホームページを持っている人には必読の内容です。
 
昨日、この「ニールセン博士のAlertbox」に再利用 vs. 最適化されたデザインという興味深い記事が掲載されました。印刷物とオンライン、デスクトップとモバイルなど、いくつものプラットフォームで同じ情報を発信する際、プラットフォーム毎に最適化したデザインを作成する必要があるかという議論です。古くて新しい論点といえるでしょう。記事は、「再利用しても構わない」場合、「プラットフォームごとに最適化されたデザインを別々に創り出す」べき場合を導出して結論としています。
 

photo credit : blakespot via photo pin cc

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この問題、デスクトップとモバイルに限って考えると、モバイル専用ページで何をしたいのか明確な戦略を持つことが重要になります。
「スマートフォンの利用率が上昇してきてるから、そろそろモバイル専用ページをつくらないとな」といった消極的な動機でモバイル専用ページをつくっても成功は望めません。このような意識でページをつくると、表面的なデザインだけモバイルに最適化したページができてしまいます。デスクトップ用サイトとコンテンツの内容や操作性が変わらなければ、新しい価値は生まれません。そんなモバイル専用ページなら必要ないと言えるでしょう。

成功するために大切なのは、“デスクトップでサイトを見るユーザー”と“モバイルでサイトを見るユーザー”の行動の違いを理解した上で、モバイルユーザーにどんなベネフィット(便益)を提供するか戦略的に考えることです。モバイル専用サイトで商品を購入できる便利さを提供するのか、店頭で商品を選ぶときにすぐに見られる参考情報を提供するのか、思わず友達に教えたくなるようなゲームなどを提供するのか、そしてモバイルユーザーはそれらを本当に望んでいるのかを考えるのです。これらの戦略を明確にした上で、モバイルユーザー向けのページを再構築すれば、ユーザーフレンドリーなモバイル専用サイトの実現が可能になるでしょう。

長々と書きましたが、要は何ごとも戦略をしっかり考えることが重要です。
そして、そのためにはフレームが必要になります。ぜひ、以前紹介したSTP戦略コンセプトのABCなどを使って戦略を考えることをオススメします。